スピードメーターは、なぜ270km/h表示なのか? ウチのアバルト プント

スピードメーターは、なぜ270km/h表示なのか? ウチのアバルト プント

最高速のことを書いたとき、イタリアらしく270kim/hまで盛ったメーターのことを書いたけど、そのときふと思ったんだ。どうせ盛るなら、270なんてハンパな数字じゃなく、300km/hまでドーンといっちゃえばいいのに、って。

なんで270km/hなんて中途半端なところで終わってるんだろ、ってあれからずっと思ってたんだけど、タコメーターを見て、なんだか分かった気がした。

タコメーターに合わせたら、270km/hになったんじゃないか、って。

タコメーターは通常、最大出力(163ps/5,500)が出る回転域を頂点に持ってくるので、まず5,000回転あたりを12時位置にレイアウト。6時位置をゼロとして、3時位置の最高8,000回転(そんなに回らないけど)で終了。

で、スピードメーターの方は以前このページでも書いたように、6速走行時はエンジン回転とスピードがほぼ同期するようにメーター状では視覚化されている、つまりタコメーターとスピードメーター、それぞれの針は角度を揃えて動くように仕立てられている。
ということは、タコメーターの針の動く範囲が、スピードメーターの針の動く範囲に等しいわけ。

タコが5,000回転が頂上なら、スピードメーターの方はそのときのだいたいのスピード:180km/hが頂点に来る。で、タコ同様、6時位置からスタートして3時位置で表示を終わらせると、そこのスピードが270km/hになった。

・・・ということなんじゃないか、と思うんだが。

ちなみにこれまで6速で最高に回し倒したとき、タコは6,000回転の少し手前、スピードは、、、タコばっかり見ているからあんまり記憶にないんだよね、忙しいし(笑)。でも、やっぱりスピードメーター針は頂点から少し右に倒れている。タコもスピードも、針の角度がだいたい同期しているから、視野に入りやすいしエンジン回転とスピードの関係も分かりやすい気がする。

それにしても、こんなふうにアナログでしかも液晶表示とかじゃなくて、物理的な針が上下するなんて、今のご時世となっては何となくロマンチックだよな、などとも思ったりしているおっさんなのでした。

とはいえ、やっぱりこういうメーターの方が、さらにホッとするなぁ

今のアバルトのロゴより、このあたりのが好きなんですけどね。これはウチのプントにも貼ってある。