ボッシュとメルセデスの「自動運転パーキング」。こういう地道な取り組みがイノベーションになるんだよ。

ボッシュとメルセデスの「自動運転パーキング」。こういう地道な取り組みがイノベーションになるんだよ。

こういう自動運転だったら、アリかな。

情報源: AVP: Bosch and Daimler show driverless parking.

駐車場で乗降場と駐車スペースとの間を自動運転で行き来するクルマ。
ドライバーが降りたら、空いたスペースに自分で走って行って駐車。で、ドライバーが戻ってきたら駐車スペースから乗降場まで自走で迎えに行く。
ページ後半にあるムービーを見ると、英語を読まなくても分かりやすい。

 

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IT屋さんにはできない、堅実なアプローチだ

駐車場なら走行スピードはそれほど速くないから、進化の過程にある今の自動運転システムでもなんとかなるかな。公道ではないので人身事故があったときの補償をどうするかなど、まだ問題はあるだろうけど。

BMWも同じようなトライをしていたよね。モノづくり企業らしい、堅実で実直なアプローチだと思う。
こうした積み重ねが、信頼できる社会インフラになっていくんだと思う。
道路交通には、人の生命が関わっている。それもかなリダイレクトに。だから、こんなふうにちょっと回り道でも、一歩一歩、確実に開発を進めてほしいと思う。それが社会全体のイノベーションにつながっていくんだと思う。

一気に自動運転の“イノベーション”を進めて、
一手に先行者利得を握ることしか考えていない、
邪(よこしま)なIT企業には到底できないアプローチだよ。

ただね、この自動運転って本当に便利なのかな

駐車場から出るときに時間がものすごくかかりそう。
以前、よく使っていた立体式駐車場は出庫に5分近くかかって、そのため出庫が重なると30分以上かかることもザラだった。

この自動運転応用の駐車システムでも、自分のクルマが駐車場の奥の方に行ってしまったら、乗降場まで到着するのに時間がかかるだろうし、出庫のクルマが重なったら、時間もさらにかかってしまう。僕だったら、なかなか自分のクルマが来ないのでイライラしてる。きっと。

結局、出庫するときは自分のクルマまで歩いて行って自分で運転した方が早くてイイよ、なんてことになりそう。

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自動運転ではなく、「児童運転」(笑)