おっさんのサーキットデビュー [ ライセンス、どこで取ろう? その1]

おっさんのサーキットデビュー [ ライセンス、どこで取ろう? その1]
TC2000(ツクバ)で初サーキット、ドキドキ!

今まで走行会やイベントで走ったことあるけど、やっぱり上達するには、回数を重ねないと。年に何回も走行会で上達できたらいいんだろうけど、僕みたいな凡人、凡おっさんにはムリ。練習ですよ、何ごとも。

例の「四輪の書」を読んで試してみては挫折して、そんなことを重ねているうちに、練習した方がいい→それなら安全なサーキットで→としたらサーキットライセンスはやっぱり取った方がいいな、という風向きになってきた。

僕が住んでいる関東エリアのサーキットと言えば、この3つ。それぞれのライセンス関連の情報を集めてみた。

■富士スピードウェイ スポーツ走行しよう!

■袖ケ浦フォレスト・レースウェイ ライセンス申請・スポーツ走行概要

■筑波サーキット 料金(ライセンス料金・走行料金)

 

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ウェブページではよく分からないので、表にまとめてみた

※1:「FISCOクラブ」の詳細はこちら
「JAF関東地域クラブ協議会の保険」はたぶんこれだと思う
※2:保険の詳細はこちら

富士スピードウェイ:施設もいいけど、値段も高い

F1レースも開催OKな国際格式のコースですから、コースだけでなくランオフエリアも広く、しかも舗装されているので、実は安全性はは高い。さらにマーシャルの対応なども素晴らしい。
でもその分、きっちりとライセンス料に反映されている。

ただ、長い長いストレートで人もクルマも休めるので、実はあんがいクルマに厳しくないという評もあり。実際、ブレーキを酷使するのは1コーナーとダンロップコーナーの突っ込みだけだし。全長が長くて走る距離が長い割には、タイヤの減りはそれほどでもない、という評判。
でも、その長いストレートで、速いクルマにバビュンと抜かれるのは、ちょっと怖いなー。

袖ケ浦フォレスト・レースウェイ:「四輪の書」練習にイイ?

“袖森”とみんなから呼ばれておなじみのコース。全長2.4キロほどだけど、次々とコーナーが来て、次々と楽しい。
右に曲がりながらさらに深く回り込む3〜4コーナー、度胸と繊細さが欠かせない5〜7の複合コーナー、ブラインドコーナー走行の練習になる最終コーナーとか、うちのアバルト プントで走りがいのある低・中速コーナーが多い。
特に3〜4コーナーは、ただいま絶賛練習中「ブレーキを残しながら曲がる」の練習に絶好のポイントだと思う。

ただ、走りの密度が充実している分、それだけ連続してクルマに負荷がかかっているわけで、実は富士スピードウェイよりこっちの方がタイヤやブレーキに厳しい、という人も。
ここで走っている人が多いせいか、タイヤの耐久性を評価するとき「袖森で○本走れたか」が基準になってる気がする。

ライセンス料も走行料も、当たり前だけど、富士より安い。それだけ練習回数も増やせる。

筑波 TC2000:ダンロップ下の切り返しが楽しい

第2ヘアピンの突っ込みでブレーキが抜けた、イヤな思い出でがあるサーキット。自分が悪いんだけど。
ここはダンロップ下の切り返しが、うちのアバルト プントだととても楽しい。右から左へ、テンポ良く荷重を切り替えて2ヘアに向かう当たりがいちばん好き。

逆に、最終コーナーが怖い。ランオフエリアはダートでしかも狭い。飛び出したら一巻の終わり、の予感。だけど、ここを攻めなかったらこのサーキットを走る意味が無い。恐怖と戦いながらアクセルを開ける気分は、なんだかストイックな感じで好きなんだけど、どアマチュアの、サンデーおっさんレーサーが足を踏み込む領域なのか、と思うこともある。

ライセンス料には保険も含まれ、その月割りでライセンス料が変わる。また、保険の料率が64歳で変わるので、トータルのライセンス料もその年齢を境に変わる。

保険って、大事

3つのサーキットのライセンス状況を調べていて、気になったのが保険に関すること。保険料込みなのはこの3つの中では筑波サーキットだけ。
富士スピードウェイは、ファンクラブ的な「FISCOクラブ」に入ると、サービスのひとつとして自動的に保険加入できる。クラブのウェブページによれば、

JAF関東地域クラブ協議会(JMRC関東)に加盟しています。JMRC関東ではモータースポーツに関わる講習会の実施や会員の皆様が安心してモータースポーツを楽しんでいただけるよう保険制度に登録しています。

とあり、これを調べていくと、どうやら公益財団法人スポーツ安全協会の「スポーツ安全保険」じゃないかと。先のJMRC関東のウェブページに説明があり、その内容は人身傷害への補償で、死亡時2000万円、後遺障害(最高)3000万円、入院日額4000円、通院日額1500円となっている。

サーキットでは何が起こるか分からないわけで、本当の“万一のとき”に備えて、こういったこともしっかりと考えておかないといけないな、と改めて思った。
たぶん、自分の生命保険等でカバーできるところもあるだろうけど、補償は多い方がいいですから。

できれば、ガードレール壊したり、他のクルマとぶつかったりしたときのための保険も用意してくれたら嬉しいんだけど。きっと、僕みたいなど初心者は掛け金がビックリするほど高いんだろうな。

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僕のアイドルはこの人だな。昔の富士(FISCO)、最終コーナーをティレル6輪でゼロカウンターで走ってた。あれは憧れちゃう。