Extra Entry びっくり、ほっこり。心から楽しめた夜。[ ポール・マッカートニー ジャパンツアー見てきた記 ]

Extra Entry びっくり、ほっこり。心から楽しめた夜。[ ポール・マッカートニー ジャパンツアー見てきた記 ]

ポールの遺言だ、と思った。このライブは。

───いままで僕を支えてくれてありがとう。お別れの前に、みんなと楽しみに来たよ

そんな彼のメッセージがステージ全体、聞き慣れた曲やそのメロディを通して聞こえるようだった。
チケット代、ちょっと高かったけど、それはポールへの香典だ。

 



 

1曲目、A hard day’s nightで、みんなが待ってたステージが幕開け。当然、大観衆は大喜び。

僕の記憶が正しければ、かれこれ20年以上も前に来日したときの彼のステージ、第二部の冒頭もこの曲だった。
当時は「ポール・マッカートニーとウイングス」のワールドツアーだったので、ステージ構成はウイングスの曲がメイン、で、第二部でビートルズナンバーのオンパレードだった。当然、みんなは第2部から大盛り上がりだったけど(笑)。
そんな盛り上がれる曲がアタマから始まったものだから、もう最初から、うれしさ全開w

───きょうは、古い曲から新曲まで、全部やるよ

という彼の宣言どおり、ビートルズ結成前の曲からビートルズ時代、ウイングス時代、そして最新アルバムの曲までシャッフルで、次々と演奏が進む。

Ob-La-Di, Ob-La-Da、Imagine、Eleanor Rigby・・・
Live and Let Die がお約束の火柱とともに聞けた(見れた)のは超うれしかった!
そして、予習してきた最新アルバム「Egypt Station」からも。

スマホ、コンデジの静止画撮影はOKだった。さすが世界のポール(笑)

───みんなが楽しめる曲をどんどんやっちゃうよ

まさにそんな感じ。観客も僕らを含めて大フィーバー!(あえてバブル時代の表現でw)

そういえば観客も僕らバブル世代と、そのちょっと上の世代が中心な感じ。知らない人たちがポールのネタでいきなり親しげに話していたりと和やかな雰囲気。開演まで20分以上待たされたけど、みんな落ち着いて「まだ始まらないねー」なんてのんびり待ってるし。
ただ、チケットのシート番号が小さくて見にくくて、番号を確認するのに苦労してる人が多かったけど(笑)。

「席、代わってもらえませんか」って、開演前、いきなり前席の夫婦から声をかけられた。聞けば、お子さん2人と離れ離れの席になってしまったので、せっかくだから家族全員でまとまって聞きたい、と。
僕らはもちろんOK、おかげでちょっとだけ前の席で見ることができるようになったし。あの家族も、この夜はきっとみんなで盛り上がったろうな。

さらにステージ後半、プロポーズのハプニングも。
「彼女にプロポーズさせて」と英語で書いたプラカードを持った青年をポールがステージに上げ、彼女にプロポーズさせた。「Yes」の返事に微笑むポール、プラカードにサインして、そして3人でハグ。
僕らもほっこり、会場全体もほっこり。楽しいライブに、ハッピーがプラスされた。

そしてエンディング。約2時間、ポールは休みなく歌い続けた。

あとで彼の歳をググってみた。76歳!
今年は小田和正とかチューリップとかの“超ベテラン”アーティストのステージを見てるけど、その中でもポールが一番のベテラン。ちなみに小田さんは71歳、財津さんは70歳。ポールと同じ年齢では、近藤正臣とか中尾彬がいる。

小田さんのパワフルさ、いまだに繊細な声のトーンにも驚いたけど、ポールにはもっとビックリ!!
パワフルな歌声で、昔の曲を鮮やかに再現してくれた。“いまだ衰えない”という形容詞がピッタリはまる、スーパーな76歳だった。

───また、会いましょう

と言って彼は会場全体に手を振り、ステージを降りていった。
あの勢いだったら、まだ続けられそう。そうなってほしいと、僕も切に思った。

※この話からムリやりクルマネタとかプントネタに引き込むこともできるけど、ヤボったいエントリーになっちゃうので、今日はそれはやらない(笑)

CDで買うよりダウンロードだよね、最近は。