ハイスパーク スポーツ イグニッションコイル、ここが良かった! [ メリットとデメリット ]

ハイスパーク  スポーツ イグニッションコイル、ここが良かった! [ メリットとデメリット ]
ハイスパーク スポーツ イグニッションコイル装着時
見た目はちょっと地味だけど、火花は凄いんです

前のエントリ「人気のイグニッションコイル、ついにウチのMultiAirエンジンにも付いた! [ ほんとイイから、コレ ]」からの続き。

2021/12/07追記:下記ページを追加しました
ハイスパーク スポーツ イグニッションコイル、その後どうよ? [ 装着22,000km走行、おかげで峠が楽しい ]

ノーマルモードが、街中でふつうに使えるようになった

◎低回転域のトルクが増え、クラッチミートが明らかにラクになった。アイドリング付近から無造作にクラッチをつないでもスッと動いてくれる。うちの駐車場、ちょっとした段差があって、そこを乗り越えるときにちょっとアクセルを踏む=モアパワーが必要だったんだけど、コイルを変えてからそのちょい踏みをしなくてもスッと上がるようになった。頼もしいぜ!
◎1速で発進、1,000回転前後の低回転をキープして、2速3速とつないでいっても、特に苦しそうではない。1.4リッターのNAみたいに走る。いよいようちのアバルトプントも、ノーマルモードで「ふつうに使えるようになった」と素直に喜べる。
◎レスポンスも良くなった。パーシャルで走っていて再度踏み込むと、明らかにトルク感あるレスポンスが返ってくる。以前は3速あたりになるとアクセル踏んでもぜんぜん前に行かなかった。
◎レスポンス、スポーツモードのようにキンキンしてない、マイルドな感じなので街中でほかのクルマに合わせてゆっくり走るときなんかに便利。実をいうと、スポーツモードで街中を走っていると、スロットルスペーサーで扱いやすくなったとはいえ、アクセル操作がどうしてもシビア。都内を走り回ってたりすると、足首がカチンコチンになることもあったw
◎高いギアでの巡航が少しラクになったかな。特にノーマルモードで、5〜6速で巡航していると場所によってはスピードが維持できなくなることもあったけど、それが少しはマシになってる。スピードが乗ってる=エンジン回転が最低でも2,000回転近くまで上がれば、ノーマルモードでもなんとか巡航できるようになった。
◎で、もっとパワーが欲しかったら、ギュッとアクセルを踏み込めば、いつものアバルト プントの加速が始まる。それはそれでカ・イ・カ・ン。

 



 

スポーツモードが、さらにハッピーになった

◎車重が100キロくらい軽くなった気がする。低回転からのトルクアップのおかげ。ちょっと踏んだだけでも、がおっ!っと獲物に飛びかかるみたいな加速が始まる。
◎その勢いでコーナー進入、アクセルを開閉すると、トルクが増えた分、クルマの動きも少し大きくなった。そのおかげで姿勢の変化とか、トラクションのかかり具合とかがもっとよく分かるようになった。アクセルでクルマの動きを制御してる実感が、ますます高まった。ひとことで言うと「楽しくなった!」ってことだ。この部分が、装着して一番うれしかった点だな。
◎普段はノーマルモードで走っていて、強い追い越し加速がほしい時とか、楽しそうなワインディングが目の前に広がったときとか、手を伸ばしてスポーツモードにチェンジ! ベーターカプセルを手にハヤタ隊員がウルトラマンになるみたいに、パッと背広を脱ぎ捨ててクラークケントがスーパーマンに変わるみたいに、頼もしい正義の味方にヘンシン(あ、プントのカタチは変わらないかw)。ノーマルとスポーツ、そのギャップを楽しむ楽しみも増えて、さらに楽しくなった。ヘンな日本語ですみません。

とはいえ、全てが良くなったわけではない

◎トルクが増えたといっても、しょせん1.4リッターのロープレッシャーターボですから。V8・5リッターみたいなクソトルクは期待できない。ノーマルモード、ちょっとした坂道発進のときは、ちゃんと意識して高めの回転でクラッチミートしないとエンストする。
◎高回転ではメリットがあまりない。出だしは良いんだけど、3,000回転くらい回すとトルク感は以前と変わらない雰囲気に。
◎新開発の商品なので誰も使ってない=耐久性はやっぱり不安。「そんなことねーよ、ちゃんと作ってあるよ」と御大は一蹴してますけどね。
◎モード切替えのレバーの動きが渋くなってた(笑)。ずっとスポーツモードで走ってて、最近ちょちょい切り替えするようになったせい。これからノーマルモードもよく使うようになるので、渋さも取れるかな?(イミフの内容でさーせん)

ストリートユースに、とってもイイと思う

まとめると、↑の見出しの感じ。ノーマルモードで街中で、横に並んだ軽の出足に付いていきたい(でも本気出さないと抜けないw)、っていう人にはイイかも。装着も簡単だし。
ただ、サーキットではどうかな? 御大曰く、高回転でもバチバチ強い火花が出るような作りにはなってないそうだし、なんといっても高回転域は過給圧が全てみたいなところがあるじゃないですか。実際に高回転まで回して走っても、このコイルある/なしでの違いは分からないし。
けど、低速からのピックアップは確実に良くなっているので、ジムカーナとかヒルクライムとかで、2速立ち上がりといったシーンでの走りの改善には期待してる・・・

余談だけど、ノーマルモードからスポーツモードに切り替えると、音が変わる。最近、再び切り替えて走るようになって、改めて気がついた。戦闘モードに入るみたいで、イイ感じw

で、噂のコイルはこれ。

◎コイルに関してはこちらのページへ。適用車両は確認のこと。
「高性能でリーズナブルな強化イグニッションコイル!」って、なんだか投げやりなキャッチフレーズだけど(笑)、モノはイイですっ!。
「高性能でプレミアムな強化イグニッションコイル!」も出てるけど(このフレーズも投げやりw)、これはT-Jetエンジン用のみ。残念。