鹿との遭遇で気付かされた、ABSのセッティング
えっ!?
フルブレーキっっっ!!!!
キ・キ・キ・キ・キ!!!!
昨日、所用で神奈川方面に出かけたのですが、帰りはちょっと遠回りしよう、ということで、富士スピードウェイの裏側にある明神峠から道志を抜けて自宅に帰るルートにしました。
夜の8時も過ぎて交通量が少なくなって、スムーズに走れるだろう、と。
そうしたら、そうしたら。
富士スピードウェイ脇の森に入ったとき、左の茂みの中からベージュの物体がのそのそと車道に出てきたわけです。
安全運転のトレーニングで、道の脇から「飛び出し坊や」をスーッと出して、ドライバーの反応を確かめる、みたいなビデオを見たことがあるんだけど、あんな感じで左脇からぬーっ、と。
だけど、飛び出し坊やじゃなくて、ベージュの毛むくじゃら。
「鹿」と認識するまでに約1秒?
首から上がヘッドライトに浮かび上がってました。ツノがなかったのでメス。
しかし、鹿って、ヘッドライトの明るさは分からないんですかね?
こっちを気にするわけでもなく、道の中央までのそのそと出てこようとしてました。
で、フルブレーキ、かけましたよ。当然。
このときのスピード、約40キロくらいでしょうか。
ちょうど、きつめのコーナーを抜けたところであまりスピードは出てなかったのが幸い。
普通なら、アバルト プントは、ABSとかの電制が発動されて、
かつ、その証しとしてハザードが短い間隔で点滅するのですが。
このときはなかった。
自分の勘違いではなく、「あれ、ハザードつかない」と思った。
その代わり、タイヤがロック!
同時に、スキール音が鳴り響いた。
ハンドルを右に転舵!!
最初はブレーキングアンダーが出て真っ直ぐ進んだけど、少しスピードが落ちたら舵も効くように。
それで、クルマを右に避けることができました。
鹿は、そのスキール音に気付いたらしく、慌てて出てきた茂みに戻っていきました。
クルマが右に寄るのと、鹿がバックするのが、ちょうど同じタイミング。
どちらかが少しでも遅れていたら、パコン、とぶつかっていたかも。
スピードは落ちていたので、プントも鹿もクリティカルなことにならなかったと思うけど。
でも、何もなくてよかった、よかった。
それにしても。
最近のABS制御は、低速ではわざと発動させない、という話を以前スバルのディーラーの人から聞いたことがあって。その方が低いスピードや、雪道の低速では短距離で止まれるのだそう。
今回、その最新の制御に助けられたのかな、とも思ったり。
ホッ。。。
そのあと、明神峠でひと休みしていたら、
「キーっ!!!!!!!」って鋭い鳴き声が。。。
ヒステリーの奥さんが、旦那さんの浮気にマジギレした感じ?
あたりをつんざく、というのはまさにこのこと。
さっきの鹿が、オサーンを威嚇してきたのか!?(んなわけはないでしょ)
そういえば、さっきのスキール音と似てるな、と。
鹿って、ああいう高音しか聞こえないのかな、と思ったわけです。
そのとき、ちょうど写真を撮っていたのですが、ビックリしたあまり、心霊写真になってしまいました。
夜になると、いろんな獣が出てくるんですね ((((;゜Д゜)))))))
おっかなくなったので、それからペースがゆっくりになったし、なにより車外には一歩も出ないようにおとなしく帰りました。。。
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