三菱自動車は、もはやクルマづくりの資格がない
三菱自動車の相川哲郎社長は20日、国土交通省で記者会見し、同社が生産する軽自動車4車種で燃費試験時に、燃費を実際より良く見せるためにデータを改ざんする不正が行われていたと発表した。相川社長は「お客さ
情報源: 三菱自、燃費5~10%不正に上乗せ 軽4車種62万台 :日本経済新聞
はるか昔、僕の父親がこの会社のクルマに乗っていたことがあった。
知人家族とスキーに出かけた帰り、どういうわけかウチのクルマにスピードが乗らなくなった。前を走っていた知人家のブルーバードのテールライトがどんどん小さくなっていった。
今から考えると、エンジンは回っていたのでクラッチが滑ったのだと思う。むかしのクルマの部品は粗雑だったので、よくあることだった。
修理に出した三菱のディーラーから返事が来た。「ウチのクルマは壊れるわけがない。あなたの運転がまずかったのでしょう」。仕事で毎日クルマに乗ってる父が、そんなはずはない。第一、出かけた先で帰ってこられなくなるようなトラブルは、それまで一回もなかった。濡れ衣を着せられた父はよっぽど腹が立ったのか、ことあるごとにこの話を何回もしていた。
ちなみに父は、ディーラーからの返事を受け取った直後、修理から戻ってきた三菱のクルマをたたき売ってブルーバードに買い替えた。高度経済成長の頃だったので、車検ごとにクルマを何度も買い替えていたけれど、あのトラブル以来、三菱のクルマがうちの車庫に入ることは二度となかった。
「ウチのクルマは壊れるわけがない。あなたの運転がまずかったのでしょう」
これと同じような対応を、三菱自動車は少し前に起こった(しかも2度もあった)リコール隠し騒ぎのときもしていたそうだ。ニュースやウェブサイトでたびたび目にした。三菱のクルマを買わなくて「正解」だったと思った。
そして今回はデータ捏造。
客の目線を気にするより、ことあるごとに内向きに辻褄を合わせようとする。この会社は決定的に変わってない。
過去に何度も大きな過ちを繰り返した会社なのに。
いったい何度ユーザーをバカにしたら気がすむのか。こんな会社に、クルマづくりの資格があるわけがない。
早く市場から退場してほしい。
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