やっちゃえEV、自動運転。どんどん壊せ! そうしないと未来がこないよ
スナップの最大の特徴は、シャシーからボディが脱着できる設計となっており、用途に合わせてボディを載せ替えられる点。例えば、荷物を運ぶなら商用トラックボディ、人が乗るなら乗用ボディなどがある。乗用ボディは、オフィスとして地面に置いて使うことも想定する。
情報源: 【CES 2018】リンスピード、完全自動運転EV提案…ボディ載せ替え可能(レスポンス) – 【自動車業界ニュース】 – carview! (画像も)
EVという新しいパワープラントと、自動運転という新しいシステムを使ってビークル(あえてクルマとは言わない)をつくるんだったら、最低でもこれくらいにしないとね。
エリーゼ、ジャガー(そもそもジャガーの人材を引き抜いて作ったんだから当たり前だけど)といった世界の名車のEV焼き直し版みたいのしか作らないテスラとか、
伏せたお茶碗が走り回ってるみたいな、夢のなくてみっともないデザインだったGoogleカーとか、
そんなばっかりだったから、EVとか自動運転の未来にちっとも魅力が感じられなかったんだよ。
だからもし実現しても面白くなる感じがしなかったり、逆にアラ探ししたくなったり。
リンスピードのプロポーザルも、あれがベストとは思えないけど(ウチの近所にあれと同じ発想の着脱式キャンパー + ピックアップトラックが置いてあるw)、いろんなアイデアがもっと出てきていい。
せっかくエンジンも駆動系もなくなって自由なデザインができるようになるのに、なぜこれまでのパッケージを踏襲しなきゃいけないんだ?
sponsor link
EVは、PHSを見習え!?
いまはなくなってしまったけれど、ケータイ以外に「PHS」という移動体通信があった。
電力消費が少ない=バッテリーがそれほど大きくないことを活かして、アイデアいっぱいの端末がいろいろ出て、何か変わりそうな感じがしてた。たとえばこんな。
他にもこんなヘンな端末がわんさか出てた。W-ZERO3は、僕も使ってたな。
ま、この世界は結局スマホに淘汰されちゃったけどね。
どんどんぶっ壊せ
EVも自動運転も、いままでの自動車のフォーマットを使って何とかしようとしてる。
でもそれって、人間とレプリカントが同居するブレードランナーの世界みたいで気持ち悪い(そういえば新作の公開がもうすぐだ)。
自動車のカタチをしたヘンな乗り物なんて、いらないよ。
けど、そうじゃなく。
これまでの自動車の「文法」をどんどんぶっ壊して、まったく新しい発想で、新しい形の「移動体(僕はそれをクルマと呼びたくない)」ができたら、それが便利だったりカッコ良かったりすれば、僕も興味が持てるかもしれない。
そのくらいしないと、新しい感じがしない。
何よりワクワクしない。ワクワクしないと、みんなもついてこないよ。
——————
この映画が描いた未来は、ヤバかったよなー。新作はどうなるんだろ?
- 前の記事
雨のサーキットは、思いのほか勉強になった(と思う) 2017.10.19
- 次の記事
ひとり反省会:この間の筑波サーキット@ウェット vol.1 最終コーナー 2017.10.21