「うるさくてガソリン臭いクルマが好き」と言いきってしまう豊田社長 [ トヨタイムズ ]
- 2020.01.22
- アラフィフのキモチ
やっぱ、この人には愛を感じるなー、クルマへの。
なんてったって、
「好きなクルマはうるさくて、ガソリン臭いやつ!」
って言い放って、
そのシーンを全国放送のCMで流しちゃうくらいだし。
クルマの会社の社長がクルマ好きなのは当たり前だけど、
トヨタともあろう、ワールドワイド・ビッグカンパニーのトップが、ベタな“クルマ愛”をこれだけ赤裸々に言っちゃうなんて、そのギャップに萌えちゃうよね。
スープラとかハチロクとかのドライバーズシートでハンドルを持つ豊田社長の破顔一笑! もう、楽しくて楽しくて、嬉しくて嬉しくて、しようがないといった顔を見てたら、こっちも嬉しくなっちゃう。
ま、そんな風に打ち出すことでこれまでの大人しめなトヨタのイメージを覆したり、アクティブな企業イメージの創出を狙う広報戦略、といえなくはないけど。
また、単にクルマを運転しているだけじゃなくて、とても良いことも言ってる。
「危険だということを忘れない運転」
これはスープラを運転しながら豊田社長が言ったこと。どんなに飛ばしていても、そういう意識で運転していないとダメ。そのためにはクルマと会話して、ブレーキとかに変調がないかどうか、いつも気にしてないといけない、みたいなコトを言ってた。
まさにその通りだと思う。
「(トヨタのクルマは世界で)1千万台売れている、ということは、1千万の命を預かっている」
これも豊田社長の発言。メーカーの責任者だからこその目線と、発言だと思う。
こういう発想を持ってたら、タカタも倒産して身売りすることなかったのに。
「(豊田社長は)ハチロクをコントロール下に置いている(その自信を持った)表情が見えるから安心できる。それは自動運転にはないことかも」
これは聞き手の香川さんの発言。豊田社長がラリー仕様のハチロクでのドライビング後、香川さんのひと言。
カウンター当てまくりでケツをブンブン振って走る豊田社長。
走ってる最中は、マジ顔で、すごく集中してる。で、終わったあとに笑顔。単なる笑顔じゃなくて、ちょっとイタズラっぽい表情が、ガキっぽくて、なんか良かった。
その隣で香川さん、「すごい」「ヤバい」「ダメだよ」とか言いながら、結構楽しんでいる感じ。
そのあとに言ったのが上のフレーズ。
香川さんもなかなかやるな、よく見てるな、と思わせる発言。ダテに東大出て歌舞伎役者やってないよね。
ムービーでも、テンポがよくて絶妙なやり取りで、なかなかヨカッタ。
しかも、アクションカム片手にカメラマンの役割も。話を聞きながら、アングルを気にしてちょいちょいカメラの向きを変えてたり。
で、最後に燃料電池車(FCV)の試作車に乗るわけだけど、以下略(笑)。
余談ですが、香川照之といえばNHK Eテレの「昆虫すごいぜ」。
あの番組でおなじみの熱量の高いしゃべりが、トヨタイムズのムービーにも生きてる。
本になってた、トヨタイムズ
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