トヨタは芝生も作ってる、ってホント？ ［ 年間2億円くらいの削減効果！？ ］

トヨタが開発した、手間のかからない芝生

芝生って、サッカーグランドとかゴルフ場の芝生です。それを、クルマのトヨタが作ってると知ってビックリ。こんな感じ。

この画像はトヨタのWebサイトから拝借してきたものだけど、画面下にちゃんと「トヨタ自動車株式会社 開発 登録品種」って書いてある。「海外持出禁止」とも。勝手に持ち出して「バイドゥ芝生」とかいって売り出したり、大陸の人はすぐやっちゃうからね。

これもトヨタ流カイゼンの一環

トヨタに限らず、工場とか社屋の余地には芝生を植えるでしょ。確かに芝はきれいだけど、そのきれいさを保つには、伸びたら刈らないといけないけど、それにはカネと手間がかかるし、ほっとくと枯れて見苦しくなるし、、、というお悩みがトヨタにもあったらしい。
だったら、俺たちで作っちゃたらいいんじゃね？ ってことでトヨタが従来の高麗芝を品種改良したのがこの「TM9」だそうです。あちこちのサイトを見たらそんな感じのストーリーだった。
つまり、この芝生もトヨタ流カイゼン活動の一環だったんじゃないかと。品種改良はトヨタ自身が行ったのか、農業研究センターみたいな外部機関に依頼したのか、そこまでは分からなかったけど。

年間2億円くらいのコスト削減効果？

じゃ、トヨタが支払ってる芝刈りの費用って、いくらぐらい？と思って調べてみた。
まず敷地。トヨタWebサイトによれば工場は日本国内に12か所、総面積は1200万平方メートル。東京の千代田区よりちょっと広いくらい。
で、肝心の芝生の面積はどのくらいか。工場だから敷地内は建家が密集しているけど、それでも敷地の5％はあるかな、とすると60万平方メートル。それでも東京ドーム約13個分弱。トヨタの工場の隅っこに、日本の全プロ野球チームの球場を余裕で作れちゃうわけだ。
芝刈りの料金は、このサイトを見ると1平方メートルあたり180円（税込）。トヨタほどのビッグカンパニーになると専属の業者が付いていて、勉強という名の値引きをさせてるはずだけど、ま、参考までに。で、単純に計算したら、、、
180円 × 600,000平方メートル ＝ 108,000,000円
ゼロが多すぎて数えらんない（笑）。

芝生の刈り込みは通常年に3回くらいはやると聞いたので、3億円。それがTM9に張り替えたら年に1回でOKだそうなので、年間2億円ぐらいは浮いちゃう計算。あくまでも個人的な試算ですけどね。しかも芝生を張り替えるには経費もかかるし。
トヨタの年間売上は37兆円（2023年3月決算）、そのうちの2億円の経費がどのくらいの意味をもつのかよく分かんない。でも製造部門って、部品や製造コストを何銭単位でキリキリ絞ってるそうだから、大きい数字でしょ。そりゃ自前で開発しちゃうわな、納得。

というわけでウチにもさっそく

ここからはわが家の話。以前、ホムセンの激安芝生を張ったんだけど、安いのはダメね。張れば育つだろうと思ってたら、すぐに枯れちゃって。ちゃんと管理・育成できない僕がダメって話しなんだけど。
なので今回はTM9を張ってみた。すぐに活着して緑の葉っぱを伸ばしてきた。Webサイトに書いてあるとおり、水まきは頻繁に行ってる。だけど、それ以上のことはしてない。いま最初の刈り込みをしたところ。ウチの庭の面積はトヨタ全工場の5千億分の1くらいのちっぽけなもんなので画像はあげない。代わりにこれを。何度見てもカッコいい（笑）

とはいえ、芝がめんどくさくなったら、これだな。

オマケ、ライコネンは芝刈り機でも速い（笑）