やっぱり神デザインだよ、アルファロメオ Tipo33は。[4Cと比べて悪いけど]
Webとかで画像で見て、ショールームに行って実車を見て、アバルトのディーラーでもう一回見て、それこそなめるように見たけど、やっぱり“何か違う感”がある。
何でだろ。どこなんだろ。って思ったんですが、
カーグラフィックTVを見て、答えが分かった。
Tipo33。
「トレンタトレ」ですよ。
このページでも「神の造形」と書かれているとおり、ホントにこのクルマのデザインはすごい。
僕もこのクルマがベストオブ・ベストだと思っている。
それから比べると、アルファ4Cは、ちょっとデコラティブなんだな。
基本、僕もカッコいいと思うんだけど、例えばフロントのエンブレムから立ち上がるキャラクターラインとか、両サイドのドアまわりからエアインテークにつながる“峰”とか、各所の彫りの深さが、やっぱりちょっと気になる。
トレンタトレ(Tipo33)だったら、デザインの成り立ちが違う。
基本、フォルムだけで勝負している。ディテールではない、最初に描かれたレンダリングのラインだけのデザイン(に見える)。
「なにも足さない、なにも引かない。」という広告のコピーがあったけれど、まさにそんな感じ。
こういう手法だと、おおもとになるフォルムのデザインがきちんと引かれていないと成立しない。ごまかしがきかない。ここをちょっと補正したいから、ちょっとラインを引こうか、そんなことをしたら壊れてしまう。そういうデザインだ。
このデザインがずっとアタマの中に染み込んでいたので、4Cを初めて見たときから違和感を感じてたんだな、と。
まぁ、法規とか生産性とかいろんな制約がある量産車と、デザインスタディに近いプロトタイプを比べるのは、それはそれでフェアじゃないのは承知なんですけどね。
それにしても、時代時代で、アルファのデザインってがらっと違うんだな、と改めて思ったわけです。
※その4C、やっとデリバリーが始まって試乗車も用意されて、雑誌とかは「4C祭り」の様相です。下の画像はhttp://www.cargraphic.co.jpより。Top画像は、カーグラフィックTVをキャプチャしています。
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