アバルト プントのバッテリー交換、リマインドとちょっとしたTips

アバルト プントのバッテリー交換、リマインドとちょっとしたTips

2日前、突然死してしまったバッテリー。
自動車保険のレスキューにジャンプしてもらって何とか帰ってきたけど、いったん死んだのを生き返らせたから、もはやあればゾンビなバッテリーになっちゃったわけで。そのゾンビを今回、交換した。

 

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■バッテリーを固定しているボルトは13mmだった!

バッテリー交換、回数は多くないけど経験があったので「すぐだぜ」と思っていたら、イタ車はそんなに甘くなく。
まず、バッテリーを固定しているボルトが奥の方で手が入らない。ここはラチェットのエクステンションを2個重ねで何とかクリア。で、ボルトを回そうとしたら、今度はソケットが合わない!
12mmは小さすぎ、14mmは空回り。エッ! 13mmなの? と慌ててディーラーに確認したらその通り。

僕が持っている主要な工具は偶数番手ばかり。
慌てて近所の「にりんかん」に走り、13mmのソケットをゲット。もっと言うと、ソケットのハメ合わせが小さなサイズのものしかなく、仕方なくそれ用にエクステンションも買ったりと、ドタバタ。しかも雨だったので、なんだか気分的にいっぱいいっぱいになってしまった。

それにしても、なんでこんなところに、13mmだなんて中途半端なサイズのボルトを使うんだろう。
「クルマは偶数、自転車は奇数のサイズ」って教わった憶えがあるんだけど。

■もう少し大きなバッテリーが入れられた?

交換したバッテリーはパナソニックのカオス 52−21H。
プント純正のを計ったら、長さ240×幅180×高さ200mmだったので、これが一番近かった。
ちなみに今回買ったカオスは、長さ212×幅175×高さ190mm。
長さ246ミリのモデルもあったけれど、万一、ベースに入りきらないことがあったら面倒なので21Hを買った。
でも、交換のときバッテリーを外してみたら、なんだ、まだベースに余裕あるじゃん。ということが発覚。
もうひとまわり大きなN-66-25Hでも収まった感じ。でもあとの祭り、あとのバッテリー。

写真手前に山型のストッパー(ケイカコミ)があり、これをいじれば大きなサイズのバッテリーも入れられそう。
写真手前に山型のストッパー(ケイカコミ内)があり、これをいじれば大きなサイズのバッテリーも入れられそう。

■スタート&ストップは使わない方がいい

これも後の祭り話なんだけど、今回買った52-21Hだと、純正よりも容量が少ない。純正は63Ah。そのせいか、このカオスでスタート&ストップ(アイドリングストップ)を頻繁に使っていると、エラーが出るという話をディーラーから聞いた。
僕はハナからあの機能は使ってないので問題ないとは思う。

■低速トルクがアップした

そんなわけで、13mm騒動さえなければすぐに終わるバッテリー交換。
乗った感じ、低速トルクがアップした感じがした。これはノーマルモード/スポーツモード、どちらでも同じ印象。ちゃんと火が飛んでいる感じ。ま、直前の体験がゾンビなバッテリーによる弱々しい点火だったので、それとは比べものにならない感じだけれど。

■ゾンビ・バッテリーでは走らない方がいい

これは前回、ジャンプアップしてもらったときの感想。
上にも書いたけど、プラグの火が弱いのが運転しててもよく分かる。なので低速トルクが薄い → エンストしそう → ますます火が飛ばない → ますますエンストしそう、といった悪循環に。で、そのとき、電圧が下がるせいか、電動パワステのハンドルがグッと重くなる。その上、当日は雨でワイパーかけていたから、なおのことバッテリーに負荷がかかっていたはず。
そのバッテリーはもはや死んでいてチャージはできなかったので、電圧は下がるばかり。だから、ジャンプアップして再度エンジンがかかったからといって、そのまま走るのは自殺行為だと思い知った。すぐに新しいバッテリーに替えよう。

お前はすでに死んでいる、純正バッテリー。フィアット、アルファ、ランチアのロゴが並んでる外見は好きだったんだけど。
お前はすでに死んでいる、純正バッテリー。フィアット、アルファ、ランチアのロゴが並んでる外見は好きだったんだけど。

でもね、多少バッテリーが弱くても、何とか動いて走れた昔のクルマが懐かしいな(笑)