アルファがF1に帰ってくる! なんだかんだ文句言っても、やっぱりワクワクだ
Alfa Romeoが、F1に戻ってくる!
以前から海外メディアでリーク記事が出ていたけど、ようやく正式発表になったようであちこちのメディアでも取り上げられはじめています。
本国のWebサイトでも発表されました。サイトトップはこちら。リリースのページはこちら。
Top画像の最初に出てくるこの画像がカッコいい。ちなみに日本のアルファのサイトはニュー ジュリアばかりでまだ何の発表もないですね。遅いぞ。
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今回の復帰はコマーシャルベースで、アルファがザウバーのタイトルスポンサーになる、つまり「味の素スタジアム」のようなネーミングライツ的な契約で、特にアルファのエンジンが載るわけでもなく、アルファコルセが復活するわけでもなく(もう復活できないという話も聞いた)、アルファのエンジニアがザウバーに行ってもマクラーレンでホンダがまったく役に立たなかったみたいなことになりかねないだろうし。
ひとことで言うと、ショーバイ。ブランドのイメージアップ。あの丸顔セーターが考えそうなビジネスフレーム。
自動車メーカーのF1への新しいコミットのしかた。いま風と言えばいま風。
ただ、他のメーカーもマネできるといったらそうはいかない。黎明期からのF1の実績があるアルファ ロメオだからできた復帰のしかた、といえる。
ただ、ビジネスベースの復帰なので、きっと来年から、アルファの「Edizione Formula 1」と銘打った特別モデルがゴソゴソ出てくるはず。特にモデル末期で在庫整理が急がれるmitoと3代目ジュリエッタなんか、毎月出てきそう(笑)。
あとね、ニュー ジュリアのクワドリ買った人に、優先的に鈴鹿の日本グランプリ招待、とか。
試乗会のノベルティにF1絡みのグッズとか、成約記念にドライバーの直筆サインとか(ところで誰が乗るんだろう)?
そういうショーバイを、ガンガン展開することになるよ、きっと。
ただ、いまのあのポジショニングのブランドでそれができるのはアルファだけだから、マーケットでは目立つと思う。ザウバーの成績にもよるけど。
とはいえ、F1からの技術的なフィードバックとかはないだろうし。そもそもいまの乗用車とF1のテクノロジーはかけ離れてしまったから、フィードバックなんかできないし。もともとエンジンはフェラーリだし。
エンジニアリング的には、まったく期待できない。
けど、だけど。
やっぱりなんだか、ワクワクするな。ホンダの復帰以上に、ワクワクしてる。
アルファ・サウンドが戻ってこなくても、あのビショーネやクワドリがレーシングフィールドで見られるなんて(いまでもフェラーリの隅っこにチラッと見えてるけど)、やっぱりイイ。なくてはならないモノが帰ってきた、そんな感じ。
こんなふうに外野の人も、来年のマシンの予想CGをじゃんじゃん作ってる。あっちの人もワクワクしてるんだよ。
アルファ ロメオのロゴをまとったクルマがサーキットを走る。なんだかんだ文句言っても、それを考えるとワクワクする。もう、ワクワクするという言葉しか思いつかないくらい、ワクワクだ。
もはや、惚れた弱みだな。
好きになった女がどんなに自堕落で、他の男と浮気したりしても、いつも気になってしまっているし、
こんなふうに“再会”してしまった日には、なんだか燃えさかるものが燃えさかってくるし。
本当にやっかいなブランドだ。アルファ ロメオって。
もしかしてこんなよじれたファン心理を見透かして今回の復活をGOさせたとしたら、
あの丸顔セーター、なかなかの食わせ者だ。
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