僕の運転の方が地球にも同乗者にも優しいな。 最新アダプティブクルーズコントロール体験記
- 2019.03.26
- クルマ
- アダプティブクルーズコントロール
いま最新の電子制御って、どんな感じ?
メルセデスCLAを借りて、一番最初に思ったのはそのことだった。
なかでも興味があったのは、アダプティブクルーズコントロール(以下ACC)。
去年、日産リーフのACCを経験して、まだまだだなと思った。
あれから1年弱がたって、じゃあ最新のメルセデスはどうなの、と思ったわけ。
「最新のメルセデスは、最善のメルセデス」ですからねーw(借り出したのは、正確には2018イヤーモデルだけど)
この日の体験だと、急ブレーキが多かったな
文字で書いても分かりにくいと思ったので、絵にしました。こんな感じ。
プントにACCは付いてないだろうガー、とかいう突っ込みはナシでお願いします。
この日の新東名は、そこそこの交通量である程度流れていてそこそこ快適なACCドライブができていた。
けど、時速100km程度で走行中、追い越し車線にトラックが出てきたときはちょっと怖かった。
あちらは時速90km程度でしか走れないから、クルコン中のこちらは見る見る追いついて、ブレーキ!! という場面が多かった。
これが、最近設定された新東名、新静岡ICから森掛川ICの最高速度120キロ試行区間になると、もっと速度差があって、もっとパニックになる。パニックブレーキですよ、急ブレーキですよ、高速道路上で。運転席の僕自身、ちょっと心臓バクバクしたのはナイショ。
「どしたのどしたの?」と同乗者が不安がるし、それに何より危ないので、僕の“手動運転”に切り替え。
そうすると、こんな感じでドライブできるわけです。
ACCの設定次第ではなんとかできたかもしれないけど。
前車クリアになったら、急加速がいきなり始まる
ACCでは、前のクルマが走行車線に退避したりしてクリアになったとき、設定された速度まで自動で再加速するけど、その際は急加速になることがあった。
特に時速120km制限の区間で前車がトラックのような遅いクルマだったとき、走っている速度とクルコン設定速度との差が大きいものだから、いち早くリカバリーしようとして、場合によっては2速くらいシフトダウンして(CLAのDCTは7速)急加速を行う。
このときも、急にエンジン音が高まるし、加速Gで同乗者が「ちょっと酔いそう」とか言い出す始末なので、結局、僕の手動運転、オレオレ運転(笑)にチェンジしたのでした。
俺の運転も、まだまだ自動運転にゃ負けないぞ!
そんなわけで、最新のACCの印象はまだまだ、という感じ。
この機能がゆくゆくは自動運転に進化していくんだと思うけど、このまま自動運転になったら僕はきっと不安でしょうがないな。まだまだ、いろいろやることはあると思うよ。
運転しながらいろいろ考えたんだけど、
・センサーの感知領域が狭いことと、
・予測できない、
この2点が、現状ではあの荒っぽい自動運転につながっているんじゃないか。
それに、あんなに急ブレーキや急加速を繰り返したらブレーキパッドの減りが早くなるし、ガソリン消費=燃費にも悪影響が出そう。
結局、ACCは行きの高速道ではさんざん試したんだけど、帰りは面倒くさくなって全区間自分で運転した。その方が同乗者も安心していられるし、実際、疲れもあってみんなグーグー寝ちゃった(僕は寝てないぞ!)。彼らは僕の運転に慣れているせいもあるかとは思うけど。
そんな車内を見ながら、まだまだ俺の運転も捨てたもんじゃないな、なーんて、鼻唄交じりに家に着いたわけです(自画自賛w)。
- 前の記事
アバルト プントはこんなに楽しいクルマだったんだ! メルセデスCLA180で分かったこと 2019.03.23
- 次の記事
相鉄の新型車輌12000系、アストンマーチンにクリソツな件。 2019.03.29