ニキ・ラウダというと、このシーンだな。 [ 赤いペガサス、ケン・アカバとの壮絶バトル in モナコGP ]
2019年5月20日、ニキ・ラウダがお亡くなりになりました。
今ごろは先に逝った“宿敵”のジェームス・ハントとか、ロニー・ピーターソンとかジル・ビルヌーブ、ディディエ・ピローニ、そうそうたるメンバーと再会して一緒に楽しく走ってると思います。安らかにお過ごしください。
ニキといえば、みんないろいろ語りたいことがあると思うけど、僕はこれだな。
1976年シーズン(たぶん)のモナコGP、
数々の修羅場をかいくぐりトップを快走する、日系イギリス人ドライバー、ケン・アカバ。
レース終盤、ケンを猛追するニキ・ラウダ。
ケンのマシンのトラブルを見て取り、冷静に、しかも圧倒的なスピードで差を詰めていく冷徹なニキ。
その追い上げをバックミラー越しに見ながら、ニキの冷たい目線に心を乱すケン。
そして両車のマシンは、フィニッシュラインをもつれ合うように通過、はたして勝ったのは???
もうね、何回読んだだろ、このシーン。
「赤いペガサス」のこのシーンを見て、ニキの性格や特徴を知り尽くしたような気になった。
速いのに正確、確実に結果を残す走り。冷静な判断と論理的な実行力。
この作品にはマリオ・アンドレッティとかロニー・ピーターソンとか当時のドライバーが実名でたくさんでてくるんだけど、走りとか性格がここまで細かく描かれてる実在ドライバーは、ニキのほかにいないじゃないか。それほど、当時、抜きん出たドライバーだった、といえるんじゃないか。
もちろんフィクションなのは分かってる。でも、AutoSportとかの雑誌でニキの記事を読むと、まさにマンガ通り。村上もとか先生も、よく調べて描いたんだな、と。
ニキが亡くなったニュースを見て、また見返してしまった。
そういえば今週末、モナコGPがまたやってくる。
メルセデスチームは、追悼カラーで出走するとのこと。
改めて、ニキのご冥福をお祈りします。
ニキといえば、これですけどね。CGもいいんだが、、、
リアル映像なので、こっちの方がグッとくるシーンがある。
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