乗り心地、めっちゃ良くなったんですけど [ アラゴスタの最初の印象 ]
乗り心地イイ! アラゴスタにしてからすぐに思った。
ショップから公道に出て、1速から2速に上げて、もうその瞬間から。
路面の凹凸の当たりがまるい。まろい。なので体にヤな感じがしない=乗り心地が良い、と思える。
いままでのkoniアシだとわりとくっきりした感触を伝えてきてたので、荒い路面だと鋭いショックがあったりしたのだけど、そのカドがきれいに丸められてる。
アラゴスタの方がバネレート高くなってると聞いてたので、乗り心地の荒さは覚悟して乗り始めたんだけど、アレッ!?と気が抜けた。
で、安心した。これなら、ウマくやっていけそう。
路面の凹凸をまあるくかわして、硬いボディでしっかりと受け止める感じ。
これって実はアバルト プント、ベースグレードのノーマルのアシが、ちょうどこんなフィールだった。
ただ、ダンピングもバネレートも低かったので、公道でもちょっと追い込むとすぐにフルボトムしてたんだけどね。
でも、今回はなんてったってアラゴスタ、しかも減衰力アジャスタブル。そこは期待してるよ、よろしく頼むよ。
で、一般道でのアラゴスタ、
低速だと、けっこうゆらゆら揺さぶられる。路面の凹凸をけっこう正直に伝えてくる。
でもショックのカドが丸いので、全然イヤじゃない。
揺れたあとの“おつり”がほとんどないことも、イイ感じ。だいたい一発でショックを吸収してくれる。
スピードを上げていくと、だんだんフラットになってくる。このあたりは伝統的な欧州車の乗り味に近いかな。でも、フランス車みたいにフラットにはならないけど。
凸凹を通過しても、ドン!と音がして少し揺れるだけで、その揺れも一発で収束してくれる。なのでヤな感じはぜんぜんしない。
ただ、走らせている感じは重厚になった。軽快感はない、ドッシリ。
重い、とさえいえるかも。安定感が出た、とも。このあたりは硬いスプリングのせいなのか。
あと、タイヤのキャラクターを感じなくなった。
うちには勝負タイヤの71RSと、オサレホイール用の格安アジアンタイヤがあって、以前のkoniキットだったら71RSを履かせるとがっしり固くて重い、アジアンだと軽くてのっぺらぼーなフィールだったんだけど。
アラゴスタにしたら、そんなタイヤごとのフィールの差をあまり感じなくなった。どっちを履かせてもドッシリがっちりな感じ。で、71RSを履いたときのほうが、さらにがっちりするかな、という程度。
タイヤよりもアシ回りが“勝った”ので、こんなふうに感じるのかな。不思議。
乗り心地の変化は、路面への追従性が上がっていることからきている。
バネレートが上がって硬くなっているはずなのに、柔軟に動くようになってる。
硬いのにしなやか、つよしなやか。
ダートラのチャンピオンマシンは、実は乗り心地がめっぽうイイ! って、
森慶太さんのメルマガで紹介してたけど、それと同じことか。
エンジンパワーを路面に伝えるのがサスペンションの役割のひとつだけど、そのためには路面への追従性が良くなくちゃ → 凸凹もきめ細かくなでるように → サスがめっちゃ動く → ボディが揺さぶられなくなる → 乗り心地がよくなる、
ということを森さんが書いていたと思うけど、そういうことなのか?
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