オサーンのクルマ選び条件:好きな国のクルマを買おう。でないと、リスクになるから。

オサーンのクルマ選び条件:好きな国のクルマを買おう。でないと、リスクになるから。

slide-イタリア-アーキテクチャイタリア噴水-copyイタリア好きの、ドイツ嫌い。これは、国全体のことなんですが。

なぜイタリアを好きになったか。だって、アルファ・ベルリーナ1750がとっても肌に合って良かったから(笑)。
僕がイタリアに興味を持つきっかけになったのが、そのアルファロメオだった、というわけ。

こんな楽しいクルマ作る国って、どんなところ?って興味が湧いてきて。
そうしたらメシはうまいし、ワインも良い。とくにオッソブッコとティニャネッロの旨さと言ったら!!
それから、あのころは「ニューシネマパラダイス」とかも流行ったりして、イタリア映画も注目されたし。
アレッシのキッチン用品とかもおしゃれだったし、カッシーナの家具とかは、、、アレはまぁ一生憧れかな。あとアルマーニとかフェレとか、とかとか。

こう上げていくと、キリないわけ。
ついでにいろいろ本を買い込んでルネッサンス期、メディチ家の歴史とか、ナポリのカモッラ、シチリアのマフィアとかの裏社会の話とかまで手を出したり。

で、あんまり好きすぎて、新婚旅行は有無を言わさずイタリア。
しかも当然のように、ミラノのムゼオ・アルファロメオにも。
いやー、ホント楽しかった。

で、そんなふうにイロイロ食べたり見たり読んだりしているウチに、ますますイタリアのクルマ、特にアルファとランチアとかが好きになっていったわけ。

 

で、一方のドイツ。

同じ時期に開かれたワールドカップ、イタリア大会。
その決勝でのドイツチーム(当時は西ドイツ)の戦い方を見て、この国がダイキライになった。

決勝の相手はアルゼンチン。あのマラドーナのチーム。キープレーヤーの彼をドイツは徹底的にマークして、ろくにボールに触らせないだけでなく、ボールを狙いに行くふりをして足を蹴っ飛ばしたり、後ろから突き飛ばしたり、挙げ句の果てに踏んづけたり。まさに踏んだり蹴ったりのやりたい放題。
サッカーの天使(神様はペレだから)みたいなマラドーナに、なんちゅーことするねん。って感じ。

マテウスとかブッフバルトとか、一流選手と言われていたプレーヤーがあんな汚いことするんだからね。ナンダコリャ。
とにかく見るに堪えなかった。気分悪くなったし。アレはもはやサッカーじゃなかった。

そんなわけでドイツは、キライを通り越して、もはや無視したい、いなくなって欲しい、とまで思ってしまうほどの存在。
メシもそんなにうまくないし、ワインなんか白しか作れないし。

そういう心理的ベースがあるので、自ずとドイツ車も、僕にとってはマイナス評価からスタート。
「あの汚いドイツのクルマ」。

確かに乗ると良くできてる。それは僕にもよく分かる。ボディの剛性とか、サスペンションの動き方とか、エンジンのまわり方とか。

だけどね、認めない。
ま、オサーンがいくらそういっても、ドイツメーカーには1ナノメーターの影響もないけど。

それにね。
例えばテールライトの球が切れたぐらいの小さなトラブルでも、ドイツ車だったらオサーンはものすごく怒ったり騒いだりすると思う。
ドイツ車、ちっとも精密にできてないじゃん。壊れるじゃん!ってね。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、っていうじゃないですか。まさにソレ。
嫌いなヤツは何をやってもキライだし、そいつにシャクにさわることをされたら、ますますキライになっちゃったりするでしょ。
ドイツは国もクルマも、そういう立場。僕にとっては。

だから、いくら良くできてるからって、ドイツ車買うなんて、オサーンにとってはリスクを買ってるようなものでしかない。
だから買わない。わざわざそんなことしない。乗らせてくれるなら乗るけど(笑)。

それだったら、イタリア車を買う。
走って楽しいし、もしトラブったり壊れたりしても「ま、イタ車だし、しょうがないよねー(笑)」で、明るく楽しくすませられる。精神的にもイイ。

だって、イタリア好きだから!!

 

※画像はhttp://www.anniversary-t.com/jp/italy/より