フィアット グランデプントとグランデプント アバルト、顔は同じだと思っていたら、違うじゃん！

素のグランデプントと、グランデプント アバルト。

基本的なデザインは同じ。エンジンやサスが違うだけだよ、と思っていたら、ちょっと違う。

偶然にも奇遇にも、この両車が並んでいるシーンに遭遇。
で、何となく見ていたら、なんか雰囲気が違う。

素グラプンは、なんだかのほほんとしてる。牧歌的な感じ。
アバルトバージョンになると、ちょっと獰猛なイメージ。

何が違うんだろう、どこか変わってない？ って、この際だからじっと見ていたら、
何と、グリルの天地サイズが微妙に違う。

素グラプンは、ラジエターの上部グリルがちょっと大きめ。バンパー下のインタークーラー部の開口は狭い。
タテヨコに走るメッキのグリルカバーもあって、おくちポカンとした、のんびりした印象。

それに対してアバルト版は、上部グリルが薄くなり、その分、バンパー下が広い。
開口部の全体面積は同じだけど、開けるサイズを上下方向で調節した、という印象。
グリルが薄くおちょぼ口になった分、ワイルドになった。そのおかげで、姿勢がグッと低くなった。シャコタンになって姿勢も低くなり、いまにも飛びかかりそうな肉食系に変身！ という感じかな。

おおすごい！ ちょっとの違いが、大きな違い。
このデザイン、アバルトが変更したのかな。詳しいことは定かではないけれど。

としたら、厳密に言うと、グランデプント アバルトはジウジアーロのデザインではないわけ。
素グラプンにうやうやしく装着されている「DESIGN GIUGIARO」のプラークが、アバルト版にないのは、そのせいなのか、とも思ったり。

ほんのちょっとの違いなんだけど、そのちょっとの違いで印象がガラッと変わる。
イタリアデザイン、アバルトマジックの本領発揮、というべきか、
ムダなところで深くてややこしい、イタ車のヘンタイなこだわり、というべきか。。。

※あ、ついでに言うとクロのグランデプント アバルトは超希少、珍しいです。