「四輪の書」、読んだ、試した、ダメだった(苦笑)

「四輪の書」、読んだ、試した、ダメだった(苦笑)

5月に参加した、このイベントで富士スピードウェイでひさびさにスポーツ走行したのだけれど。
走るにあたって、ものすごくピッタリな本が出ていたのでイベントまでに急いで読んで勉強したわけです、スポーツ走行の“真髄”を。

この本、書いたのはNAVIとかで活躍していた森 慶太さんが、ダートラで活躍した國政久郎さんとの聞き語りで書かれています。つまり、ダートラとかその後のサスペンション開発で得た國政さんの、ドライビングとクルマの動きのノウハウが詰まっている、ともいえる。それを、森さんが超ビギナーにも分かるようにイチから丁寧に書き起こしている(正直な話、ていねいに書きすぎてクドいところはあるけれど)。

森さん國政さん、このカップリングで以前にも「営業バンが高速道路をぶっ飛ばせる理由」という本が刊行されていて、その本を読んでいろいろ目からウロコが落ちたので、今回もション点に並んでいるのを見てすぐに買った。

内容は、ほんとうに基本の「き」から。ハンドルの回しかた、ブレーキの踏み方、ギアチェンジのしかた、などなど。
特にブレーキの踏み方は、最近悩んでいたのでとても興味があった。
で、冒頭にも書いたように近々、サーキット走行があるので、しっかり読んで現場で試したい、という思いで読み進んだ。

もともと分かりやすい文章だけど、それでも何度も読み返して、頭の中かで噛み砕いて、ドライビングの“引き出し”(それほど多くないけどw)にしっかり仕舞って、いざというときに取りだして使えるように、した、つもりだったんだけど。

やっぱり本番になるとダメですね。実際に、こういうときの走り方のポイントなども本には書かれているんですけど、他のクルマに気を取られたりしているうちに、せっかく読んできたことがスパッと飛んじゃったり。

でもでも、いちばん体験したかった、「コーナーリングでブレーキを残す」ことが、ちょっとできた。特に1コーナーの入口でブレーキを残しつつ、クルッと回り込んでいく、そういう“思い描いていた”走り方が、何回かはできた。

やったね! 勉強したかいが、少しはあったかな。

そのほか、本に書いてある内容でいちばん感動したのが、ギアチェンジのしかた。
本に書いてある通りにやったら、スパッと気持ち良くチェンジできた! 今まで知らなかったなぁ。
誰かに聞いても、「気合いでスパッとやる」くらいしか教えてもらえなかったんだもの(笑)。
サーキットでの本番でも、今までより短い時間でチェンジでき、少しはタイムアップにつながったと思う。

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ホント、時間を作って何度も読みたいと思う。
自分の思い通りに走るために知っておくべきことが、この中にたくさんある。