運転操作の結果が、走っていて分かる。それがミシュラン P4の良さだと思う。

運転操作の結果が、走っていて分かる。それがミシュラン P4の良さだと思う。


きちんと荷重をかけると、面白いように曲がってくれるんですよ、このタイヤ。というか、ミシュランのタイヤって。

少し時間ができたので、秘密の練習場で曲がる練習をしてきました。そのとき、あらためてミシュラン パイロットスポーツ4の特徴をあらためて感じた。

 

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きちんと運転すると、キュッと曲がれるタイヤ

コーナー入口でブレーキング、ハンドルを切って外側のタイヤをギュッと潰すイメージで荷重をかけ、アクセルを開けると、小さなコーナーでもサッと出口の方を向いてくれる。
たぶん、ショルダーが柔らかいせいだと思う。荷重がかかった分、ショルダーがたわんでトラクションが発生している(気がする)。

今回、アレッと思ったのがコーナー出口。アクセルをできるだけ早く明ける練習をしていて、そうすると、いつもよりパワーが前輪に伝わっている=トラクションが発生しているせいか、コーナー出口でもまだまだ切れ込んでいく動きがあった。ということは、まだまだアクセル踏んでいい? このタイヤのおいしいところを使ってない??

その代わり、ナマクラなブレーキングでハンドルこじって曲げようとすると、トラクションが少なく、その分、曲がらない=アンダーステアな印象になる。ハイグリップタイヤのように、ハンドルを切った分、曲がってくれるわけではない。

でもそれは、タイヤのせいじゃなく、自分の運転のせい。
曲がらないということは、ともすればネガティブなことだけれど、自分の運転操作の結果を知ることができると思えば、僕はメリットだと思う。いってみれば、運転のリトマス試験紙だ。

走行後、ブレーキのエア抜きをいつものタイヤショップで

つまり、自分の運転がチェックできるタイヤ

以前、スバル フォレスターで履いていた215/60-16のプライマシー3も、こんな感じだった。
きちんと曲がる動作をしてあげると、とても気持ち良く曲がってくれる。

プライマシーの前に履いていたのがピレリ P6で、これがまったく反対の性格。P6はタイヤのグリップでぐいぐい曲がっていくタイプのタイヤだったので、とても対照的だったのを憶えている。
あのときのフォレスターは、スタビを固めてあまりロールさせない作りだったので、どちらかというとP6の方が性格は合ってたけれど。

いまのアバルト プントに履いているのは純正サイズの215/45-17。45扁平でショルダーが薄いせいか、60扁平のプライマシー3よりもショルダーの働きは感じられないけれど、それでもいわゆるハイグリップタイヤよりは、分かりやすい。
こんなふうに切るとクルマが思ったように動く、あるいは動かないといったことを感じることができる。それも割と日常的なスピードの範囲で。

ハイグリップタイヤの場合、グリップが良すぎるので、どんなスピードでもハンドルを切った方向にどんどんクルマが待って行ってしまう。
それはそれでいいんだろうけど、でもそれじゃ自分の運転操作でコーナーをクリアした実感が欲しいじゃないですか。タイヤのおかげでコーナーをクリアできたのではなく、自分の操作とクルマの共同作業で回った、という実感。それが、僕は大切だと思うな。

それに、ハイグリップタイヤで「限界」をつかもうとしたら、スピードが上がりすぎて危険すぎ。
限界が分かったときには事故ってた、なんてシャレにならないし。
なので一般道はこのタイヤ、ミシュラン パイロットスポーツ4がいい。

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