GTラジアル、実は良いタイヤだったかも [ ミシュランゆずりの技術はダテじゃなかった]

GTラジアル、実は良いタイヤだったかも [ ミシュランゆずりの技術はダテじゃなかった]
ダンロップ ディレッツァ DZ101
悩むなぁ、、、ディレッツァDZ101

どーしても硬いのよ、しっくりこないのよ

アシまわりをアラゴスタに換えてから、減衰力調整のお遊びが続いていますが。
アジアンタイヤのGTラジアルから履き替えた、ダンロップ ディレッツァDZ101の減衰力が決まらない。

GTラジアルのときは、減衰力は前後ともデフォルトの11戻しを基準にすればいーなー、ってサクッと決まったんだけど、
DZ101は前にも書いたように、ピッチングが出たり、ザラザラと不快なタッチが出たり、そのたびに減衰力を変えて試すんだけど、コレが決まらない。

実はDZ101って、硬いタイヤじゃね?

全体的に硬い印象なので、減衰力をどんどん柔らかくしていった。
前12戻し、後14戻しくらいまでいくと、フツーの路面でもフワフワと気持ち悪い揺れが出るようになる。サスは動いてるんだよね。
だけど、緩いうねりのあるところを走ると、路面とサスの間でタイヤがショックの吸収を拒んでる感じがする。タイヤが路面を突っ張り返してる感じさえする。
そして、大きな段差とかではガツンと強くて硬いショックが戻ってくる。

ミシュランゆずりのGTラジアル、あれは本当だった?

改めてよく見るとDZ101って、ショルダーが見るからに角張ってる。コレ、ショルダーがけっこう硬いっぽい(今ごろ気付くな!w)。
それに対してGTラジアルはタイヤ全体が細くてラウンドしてる。こういう形状のタイヤはショルダーが良く動いて路面からのショックをよく吸収してくれる。

と、ここまで書いて思ったんだけど、それって伝統的なミシュランタイヤの特性じゃん。
そういえば、GTラジアルはミシュランの技術を活かして、、、ってあちこちで言われてるけど、確かにそうだったのね、と今さら気づいた。
ゴメンよ、GTラジアル!

GTラジアル 装着画像
ショルダーが角張ってないのであんまり太く見えないGTラジアル

アラゴスタと相性良かったのはGTラジアル

そんなわけでGTラジアルのときは、良く動くアラゴスタ+ショック吸収性に優れたGTラジアルという組み合わせで、
アラゴスタで吸収しきれないようなショックを、GTラジアルが吸収してくれて、
つまりサスとタイヤが一体となってイイ感じの乗り味を提供してくれていたのか、と。

それに対して、↑に書いたように、DZ101だとサスとタイヤがバラバラというか、うまく連携してないような動きを感じる。
特に高速道路ではそれが顕著で、タイヤが突っ張るせいで、ちょっとのうねりでも上下に大きく揺さぶられる。GTラジアルではあそこまで大きくボディが跳ね上がることはなかった。
タイヤが硬すぎるのね、僕の用途では。

最初はソフトで良いタイヤだと思ったのよ、DZ101

実はDZ101、履き替えたとき、路面の細かなショックをGTラジアルよりもまろく受け止めてくれたので、柔らかめの街乗りタイヤだと思ってた。
けど、あれはトレッドの作りで微小なショックをうまく丸めてただけじゃないか、と。

GTラジアルは逆で、ふだんの走行から路面との当たりはガサガサと荒くてノイジー。小さなショックとかはわりとダイレクトに伝わってきてた。
なので、DZ101は柔らかくて街乗りに良いタイヤだな、と思っていたのだけど。

走り込んでみたら、まったく逆だったね。
高速道路での長距離の移動とかでは、柔軟性に優れたGTラジアルの方が疲れが少ないかも、なんて思い始めてる。DZ101だとホント、揺さぶられるので。

じゃ、総合的にどっちが良いかと言われると、、、

とはいえ、とはいえ。
ウェットグリップは、圧倒的にDZ101の方が上、というか安心。
ちょっとした段差で空転して電制のランプをチカチカさせてたGTラジアルのようなことは、まだ体験してない。

じゃ、どっちが良いタイヤかというと、、、
ここでGTラジアルとDZ101ががっぷり四つに組んで相撲を取ってるシーンが思い浮かんだ。

タイヤとしての基本的な作りではGTラジアルが優位でDZ101を土俵際ギリギリまで追い詰めてる。
でも、安全性のキモであるウェットグリップ、その1点だけでDZ101がGTラジアルをうっちゃって、DZ101に軍配!
そんな感じ?
あ、これは僕の用途や好みでの判断ですからね、あくまでも。念のため。