エンジンに、コクとキレ [ ハイスパークイグニッションコイル、“プレミアム”にグレードアップしたぞ ]
- 2022.09.03
- クルマ
やばいやばいやばいやばいやばい
アバルトとプントをたくさん見たイベント終了後、富士スピードウェイからの帰り、軽くパニくっちゃって。
だって、エンジン回転がやばい。アクセルどんどん開けたくなっちゃう。やばいよ。
トルク上がってる。
回転がシャープになってる。
ただでさえ楽し過ぎるうちのアバルト プントの運転が、もうワンランク、レベルアップしてる。やばいっす。
信号発進で、クラッチミートしたときから、トルクがかさ増しされたのが分かる。
で、2速、3速に上げていくと、明らかに回転の上がりが速い、クイクイ車速が上がっていく。
コーナー立ち上がりでちょっとアクセルを踏んだだけで、グワシ!とフロントタイヤが路面を掴むのが分かる。もっと開けていくと、タイヤがどんどん地面を蹴っ飛ばしていく。
そのときの回転のフィールも鋭くなってる。
だから、3速→2速シフトダウンがシビれるほど楽しい。バン・バン!と、よくダブルクラッチを踏むんだけど、ブリッピングのときのレスポンスがさらにシャープになって、シフトダウンがめっちゃ気持ちよく決まる。気分アガるアガる、アガりまくり。
で、高速道路に入って3速でフル加速かけたら、こりゃもう、たまりませんがな。エクスタシーとはまさにこのこと。
やばいっす。
“スポーツ”から、“プレミアム”へ
やばさの理由は、ハイスパークイグニッションコイルの“プレミアム”。発売元のWebページがあまり整理されてないので分かりにくいけど、たぶんこのページの商品だと思う。効能もこのページに書いてある。
その、プレミアムなヤツはアバルト用も出ていて、うちのはその中のアバルト プントのMultiAir用。同じMultiAirでも124系はシリンダーヘッドの形状が少し異なっていて、互換性はないのでご注意を。
それまでは同じハイスパークイグニッションコイルでも、最初に出た“スポーツ”を装着してた。僕が付けたあと、すぐにプレミアムシリーズが出て、なんだよーと思ってたんだけど、スポーツでもトルクアップした実感があって、それはそれで楽しく走ってました。
ただ今回、プレミアムに交換して、まービックリ!
どこかに書いたと思うけど、イグニッションコイルは、トルクアップしようとして火花を強くすると、その反動でレスポンスが悪くなりがち。例えるなら陸上の砲丸投げ、1球投げるのにかなりのパワーが必要で時間かかるでしょ。それがハイスパークイグニッションコイル“スポーツ”のイメージだとしたら、“プレミアム”はなんと、ぽんぽんとテンポ良く素早く投げられるようになった、って感じ。強いぞ。
だからプレミアムは、エンジン回転の全域でトルクアップするわ、回転が上がってもそのトルク感でビンビン回るようになるわ。
コクとキレが増す、どっかのビール会社のCMみたいだ(笑)。
きっかけはエンジンチェックランプ
最初にスポーツを付けたのが2019年5月、68,000km。そのとき、イグニッションコイルは消耗品だから、使っても3万キロぐらいだよ、といわれていた。3年経って現在は約95,000km、もうそろそろ交換時期かな、となんとなく思ってた。
そんな中、エンジンチェックランプがちょいちょい点灯するように。以前も出て、その際にプント乗りの隊長にmultiecuscanで診断してもらったら、原因はギアレバーポジションセンサーだった。そのときはヒルホールドとかエンジンストップなどあちこちの機能にエラーの影響が出ていたんだけど、今回はエンジンストップしかダメージが出てない。なので、別のエラーじゃないか、と思ってた。
そういうチェックランプ点灯が立て続けに3回ほど起きてた。
で、フジのイベントのとき、プント乗りの隊長にmultiecuscanで再度チェックしてもらった結果がこれ。
ギアレバーポジションセンサーに続いて、イグニッション関連のアラートが3つ。
あ、やっぱりね、イグニッション関連のエラーっていったら、ハイスパークイグニッションコイルが怪しいよな、そろそろ寿命だから替えてもイイかな、と隊長と話していたら、なんと!なんと!!
おなじみのあのお店がこのイベントに出展していて、しかも幸か不幸か、うちのアバルト プント、MultiAir用のハイスパークイグニッションコイル、「プレミアム」を売ってるじゃないですか。しかもイベント特価で。
何だかすごくハメられた感じ? けど、イチもニもなく、買わさせていただきましたよ。速攻で、その場で交換しましたよ。
で、その帰り道、冒頭のやばい状況になった、というわけ。
結果的には、替えて良かった。
このお店のハイスパークイグニッションコイルのページはこちら
ケチってはいけない
それまで装着していたスポーツのハイスパークイグニッションコイル、まだまだ使えると思う。実際それまで使ってたわけだし。ただ、チューニングパーツを「モッタイナイ」といって使うのを引っ張るのは、何だかビンボー臭くないか。なのでそろそろ替えたい、と思っていた。
特にイグニッションコイルなんて消耗品で、使えば使うほど、効力は薄れていく。使っているうちに内部が消耗して電圧低くなる → プラグの火花が弱くなる → 爆発力弱くなって → パワー(トルク)が上がらなくなる。
プレミアに替えてビックリするほどパワー感が良くなったけど、これってもしかしたら、ずっと使ってきたスポーツが劣化してパワーが上がらなくなっていて、それでパワー感の差が大きくなり、だからプレミアムの方がパワフルに感じたのかもしれない。
そんなわけで、今回はきっかけが突然で思いがけなかったけど、エイヤッと替えてしまった。で、やっぱり替えて良かったと思ってる。
なんてったって運転が楽しくなった! そのためにアバルト プント乗って、あちこちいじってワケだから、ケチケチしちゃイカンよ。
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