自動運転、やっとGoogleも正気に返ったか。

Googleが完全自動運転のビークルの開発をあきらめたらしい、という報道が出てましたね。

「Google Scaled Back Self-Driving Car Ambitions」(The Information (Paywall))

「Google: 完全自動運転型の自動運転車の開発を事実上の断念」(businessnewsline)

『Googleは自動運転車の自社開発をやめたらしい、今後は自動車メーカーとのパートナーシップを重視』

今回Googleが開発をあきらめたのはペダルもハンドルもない完全自動運転のビークル。
一足飛びにそこまで実現できる、と踏んでいたようだ。その方がインパクトあるし、いかにも先進的なIT企業が目指す世界ではあると思うけれど、その一方で理想主義的すぎると批判もあった。

今回の判断で、そんなGoogleの目標は一部エンジニアの“暴走”だったことが確認されたわけだ。
テッククランチにはこんなことも書かれている。

Googleは最初、ハンドルもペダルもない自動運転車を追究したが、その後、AlphabetのCEO Larry PagとCFO Ruth Poratが、その最初のやり方を“非実用的”と判断した。なんとその判断は、Googleが自動運転車で公道上の200万マイルのテスト走行を成し遂げたあとに、下(お)りているのだ。(原文ママ)

要は、完全なる自動運転は、一部のエンジニアの“暴走”だった。
ま、Googleもようやく正気に返った、ということなんだろう。

またGoogleが今回の判断に至った理由として、
アメリカ、ミシガン州で自動運転の公道走行試験を可能にする法律ができたが、それができるのが「自動車メーカー」に限られたこと、
自動運転車の普及に前向きだったカリフォルニア州で反対論が強まったこと、
などもあげられている。

イノベーションに許容的なアメリカの社会も、さすがに正気に返ったんじゃないか、と思う。
だって、クルマは人の命を乗せて走るモノだよ。スマホ感覚で開発されたシロモノに走られたらたまったもんじゃない。そんなことに気付いたんだと思う。
もちろん、自動車メーカーからの“反撃”のロビー活動もあったことも容易に想像できる。

現時点でそれを実現するには、テクノロジーはあまりにも貧弱だったし、
また、社会的なコンセンサスもまだ得られていないという現実もあったということだ。

とはいえ、僕も自動運転へのトライを否定するものではなく。
現状の運転支援は例えば渋滞での細かなGo&Stopとかに有用だし、長距離トラックやバスには義務化してほしい技術だ。
いままでのように浮き足立って開発するようなことをやめて、地に足の付いた開発をしてほしい。

何度も書くが、これは人の生命のかかったことなのだから。

そういえばアマゾン、自動車も売り始めてる。
まだ新車は売ってないけれど、カタログはもらえる。