というわけでスロットルスペーサー装着、よくなった![ エンジン低回転構造改革、決着 ]
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と、いろいろ悩んだり人に聞いたりしてきたうちのアバルト プント、低回転構造改革。
タイトルにあるように対策としてまず、スロットルスペーサーを装着してみることにしたわけです。
で、結果はというと、良くなった!
2021/12/07追記:下記ページを追加しました
スロットルスペーサー、その後どうよ? [ 装着35,000km走行後の状況とか感想とか ]
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エンジンへの気流を整える
まず、スロットルスペーサーの役割をおさらいしておくと、
1.インテークへの気流を整える
ノーマルの場合、スロットルボディとインテークマニフォールドに段差があって、それが微妙に影響してスロットルちょい開け状態だと気流がばたついてインテークにスムーズに入っていかないことが多い。そうなると低回転時の爆発にも影響が出る。それを内径部分をテーパー処理されたスロットルスペーサーで段差をなくしたりして気流をスムーズにすることで、ちょい開け状態からでも安定した爆発=滑らかな回転の立ち上がりが得られるようにする。
2.吸い込むエアの量を増やす
スロットルスペーサーの厚みの分、エアの“準備室”の容量が増える。エンジンがエアを吸い込む際、より多くのエアが供給され、さらに「1」の効果でスムーズに燃焼室に行き渡るようになる。これによって、爆発の安定化に寄与する。
といった内容のことを、製造元のトゥルッコのオーナーが説明してくれた。合ってるかな?(笑)。
具体的な仕組み合は、こちらの図とかも見ると分かりやすいと思う。
製造元の話では、このスロットルスペーサー、適したクルマとそうではないクルマがあるそう。もとからきちんと設計して作っておけばこんなパーツは不要だけど、アバルトの場合はなんだかうまく合ったそうだ。
パワー出すことが優先で、こんな些細なことまで気が(パーツが)回らなかったんじゃないか > アバルト。
滑らかに回転が立ち上がるようになった
高級になった! と走り始めてまず思った。
アイドリング付近から、わき上がってくるトルクの粒立ちが揃った、上質なフィールが感じられるようになった。
渋滞とかで歩くよりも遅くノロノロ進むような極低速時には、クラッチを繋いだままアイドリングでのそのそ進むように走ることがある。アバルト プントの1速は超ローギアードなのでそんなことも平気。
ただそのとき、スロットルスペーサー装着前だと「バラランバララン」とエンジンに脈動が起きる。アクセル開けてないのに、だ。4気筒の爆発力がそれぞれバラバラで、その力がクルマに伝わって前後に揺さぶられるようになる。不快なのでしばしばクラッチを切ってなだめてやる必要があった。
それが装着後は「ババババ」という音とともに滑らかな回り方になって、不快な前後動もなくなった。
スロットルちょい開け時の気流が整えられたおかげで、4気筒が安定して爆発するようになったのではないか、と。
で、そこから少し開けたときも、以前だったら一瞬ビックリしたような、あるいはシャックリするような感じでエンジンが大げさに反応して立ち上がることがあった。特にスポーツモードで顕著で、だからこのモードでは混んだ街中や渋滞時などはデリケートにアクセル操作してあげる必要があり、走りにくかった。
それが装着後は、ちょい開け時からのビックリ挙動がほぼなくなり、滑らかに回転が立ち上がるようになった。
キャブレターの時代のNAエンジンみたいな素直な回転フィール、といったら褒めすぎかな?
そんな感じで極低回転からギクシャクせず、自然に滑らかに回転が立ち上がっていくようになった。
ただ、そんな効果もせいぜい2000回転を超えたあたりまで。ブーストが効いてきたらあとはドッカーンな世界になる。
シフトダウンもリズミカル、運転が楽しくなった!
肝心の空ぶかし時はどうか。
もともと、シフトダウンで回転を合わせるときの空ぶかしがうまくいかない(特に低回転で) → ヒール&トゥがリズミカルにできない → なんだかな〜 というのが今回の問題点だった。
スポーツモードだったり、ノーマルモードでも3000回転くらいまで回っているときはそれほどでもないけれど、ちょっと混んだ街中で交差点を曲がるとき、3速から2速に落として回転を合わせたいとき(そのとき1000回転ちょっとだったりする)、ひどいときはアクセル踏んでもスカッと空振り、エンジンがまったく反応しないようなときもしばしば。こうなったらちっとも楽しくない。
ターボなんだから仕方ないとはいえ、ウンとかスンでもいいから、もうちょっと反応してくれよ、とずっと思っていた。
で、装着後はどうなったか?
スカッと空振ることがかなり減った。以前は3回に1回くらいは普通にあったのが、10回に1回くらいになった感じ。全くなくなったわけではないが、以前よりは劇的に減った。
そのときのレスポンスも、前は何となくいやいや上がっていたような印象だったのが、装着後はちょっと元気になった。寝起きの状態で何となくトローンとした感じの人と、とりあえず顔洗ってごはん食べたくらいの人と、そのくらいの違い(わかりにくいなーw)?
要は、ちょっと踏んだだけでも以前より確実にエンジンが反応してくれるようになったおかげで、シフトダウン時の回転合わせがとてもしやすくなった。
一番違うのが街中での4速 → 3速のシフトダウン時で、装着前はスカッと空振ってクラッチを繋いだ瞬間、エンジン回転が「ワワワ〜ン」とミッションに引きずられて上がるようなことがよくあった。
僕らがよく道ばたとかで聞いていて「あいつヘタクソ」と思われるような、あの恥ずかしいエンジン音ですね。あのときの「ヤバッ」っていう思いをすることが激減した。つまり、シフトダウンがうまくなった?(笑)。
で、結論としては、運転がますます楽しくなった。
街中でも「フォンフォン(気分でダブルクラッチを踏んでるときもある)」とリズミカルにシフトダウンして、スッと立ち上がる。そういうスポーティ気分な走りが前よりもできるようになった。特に、いままで低回転がかったるかったノーマルモードでも改善されたし。
もともとアバルト プントは運転が楽しいクルマ。それがこんなアルミの輪切りみたいな(失礼!)パーツでますます楽しくなったんだから言うことはない。
私はコレで買いました付けました、スロットルスペーサー [ 特長とかでメリットとか、御大と僕の会話の思い出し書き ]
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今回装着したのは、トゥルッコ製スロットルスペーサー
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