素のグラプンとグランデプント アバルト、大接写 [ どこがどうちがうのか ]
- 2019.01.08
- アバルト プント イタリアンカー クルマ
- グランデプント アバルト, ジウジアーロ
スーパーとかデパートが三が日も平気で営業するようになったのはいつぐらいからだっけ?
おせちとかも作らなくなったり、正月らしさがだんだんと薄れ始めたら、
「あけましておめでとうございます。」なんて丁寧なあいさつよりも
「あけおめ」「ことよろ」と、手っ取り早いやりとりになってきた気がする。いまじゃ、還暦のオジサンもFBとかで言うようになったしね。
そんな、手っ取り早い時代だからこそ、僕みたいなへそ曲がりはは逆張りしてやろう、なんて思ったり。
というわけで、、、
あけおめ、ことよろ、です (^_^)
この前、某所に遊びに行ったら
素のグラプンと
GPA(Grande Punto Abarth)が一緒にいたので、つい、じーっと見てしまった。
前にも書いたけど、
素プンとGPAとでは基本的なデザインは同じでも、
ディテールの仕上げがちょっとチガウ。
↓こんな感じ。間違い探しみたい。
上下に分割されたメッシュのグリルのうち、
エンブレムがある上部、GPAの方が明らかに天地が小さい(①)。
で、その小さくなった分、どこかで吸収しないと破綻してしまう。では、どうしたのか?
ヘッドライト下方、涙袋みたいなえぐりがぐるっとしているけど、これをよく見ると、素プンの方が大きい。しかも、えぐりがヘッドライトに対して、わりと前方に伸びている。
対してGPAは、もともとえぐりが小さく、しかも微妙に下方向に伸びている、ように見える(②)。
これはどういうことかというと、素プンに比べてGPAの方がボンネット前方、ノーズのラインの下がりかたが大きいせいだと思う。
つまり、ノーズ最先端の上面のラインをキュッと下げて、フロングリルを小さくしてる、と思うんですよ。
それから下、本来のバンパー以下のディメンションは両車ともほぼ同じ(ように見える)ので。
ジウジアーロがデザインした素のグラプンは確かにカッコいい。
でも、ちょっと大きめなグリルのせいか、ファニーなイメージがないこともない。
僕はGPAの方を見なれてしまっているので、余計にそう思うのかもしれないけど。
アバルト版をつくるにあたって、スタッフはそこを気にしたんじゃないかな。
スポーツモデルらしく精悍に見せるには、このグリルをどうにかしたい、と。
それで、こんな間違い探しの様な面倒くさいリデザインをしたのか、と。
手を加えたのはアバルトのスタッフなのか、それともジウジアーロなのか、定かではないけれど。
そこにどういうストーリーがあって、どんな人たちが係わったのか。そういうことを想像するだけで、ごはん3杯は食べれそう(笑)。
日本車だったら、もっとはっきり、具体的に誰でもわかりやすく変形させてしまうところ。
それを、こんなにさりげなくやってしまうなんて、やっぱイタリアはニクいなぁ。
- 前の記事
アクセルは早めに ブレーキは控えめに [ 2019年、アバルト乗りのオッサンの抱負] 2018.12.28
- 次の記事
プントとアクア、フォトショで遊んでみた [ こんなにクリソツ? ] 2019.01.09