僕らのモータースポーツ・シーズンが始まった![ シウマイカップ2023初戦@ナリモ ]

「ディーラーの工賃高い、ボッてる」そんなこと、まーだ言ってる人を見てとても残念な気持ちになっちゃってー。
チンク系アバルトだって、いまや500万円の価格帯に届く高額車ですよ。そんなお高いクルマを買える人って、ある程度の収入がある、割といい年の“大人”が多いはず。ということは、ある程度社会のしくみとかも知ってて、ディーラー工賃がなぜ高いかちょっと考えれば分かるはずだろうに。しかも趣味でわざわざ乗ってるんだから。工賃高いのがイヤなら軽自動車でも乗ればいいじゃん。なんだかな。同じような理由で、タイベル・チキンレースもまったく理解できない。

なーんか乗れてる?

さて、JリーグもF1も始まり、ナリモで年4回開かれる「シウマイカップ」もいよいよ第1戦の日が来ましたよ。ぼくらのシーズンも開幕です(なんか大げさ)。

シウマイカップ、ステッカー
今年で5年め、ステッカーも5枚

午前中、練習走行3本走るんだけど、今年はのっけからプントとのフィーリングが良い。乗れてる感じ。なんというかシンクロ率が高く、コーナーでもわりと速いスピードで自信を持って侵入できたし、アクセルが踏めた。3本目には1分9秒台にまで入って、去年ほとんど走れなかったけどこりゃ思った以上だわ、とほっとひと安心して、お昼のシウマイ弁当を食べる。

だいなしパイロンが入っても好タイム

午後に本番2本走ってタイム計測。
でもその前、お昼休みにでっかい黄色いパイロンがコースに設置される。ベストライン上にデンと鎮座して、走行をジャマしてくれる。

こいつのせいで、練習して練習してタイムを削り取るために数センチ単位で調整してきた自分のラインがだいなしになる。名付けて、だいなしパイロン(僕が言ってるだけ)。しかもこれが全コース内に6本も。で、いきなり本番なわけ。いじわる過ぎる。Sなタイムアタック。
もちろん、これに触ったらパイロンタッチのペナルティがあるし、そもそもこのデカパイロン、けっこう硬いのでボディにダメージを受ける可能性大。くわばらくわばら。

だいなしパイロン
だいなしパイロン、これが6本もコース上に!

そんな本番、みんな2秒前後タイムロスしている。
僕の本番1本目も、11秒台、2秒落ち。
2本目は10秒台、ちょっとタイムアップだぁ。

調子に乗って、本番終了後のフリー走行で繰り返し走ったら、3本目に9秒台に入った!おー!!
あとで聞いたら、上手い人は「午前中のタイムとあまり変わらなかった」そうだから、今回のパイロン設定は優しかったのかも。第1戦だから?

4本目はもっと!と意気込んだらなにやら怪しい音が左フロントから聞こえてくるじゃないですか。なんか外れちゃったような?異音。
そばにいた人が見てくれたり、帰ろうとしてる人からジャッキ借りたり、このイベントのまとめ役の御大の手をお借りしてあれこれ見たら、原因はなんと、ホイールナットの緩み。ジャッキアップしようとして触ったら、1本ダルダルに緩んでた。練習走行前に増し締めしといたのに、今日は午前中からシバきすぎたか? 調子いいときこそ、チェックはこまめにやらないとダメだ。
「今日はこのぐらいにしときな」という、走りの神様からの思し召しだと思って、僕の第1戦はこれにて終了。

その、フリー3本目のムービー

優勝賞品はランチアストラトス

シウマイカップは基本、チーム戦。みんなのタイム集計の結果、われら「じじいチーム」がめでたく優勝! 幸先いいぞ。

今回の賞品は「自分からは買わないもの」がテーマで、その中からアシェットの「ランチア ストラトスをつくる 創刊号 299円」をゲット!! ホントこれ、自分じゃ買わないね。賞品は他にもおいしそうなお菓子とかあって、そっちの方が絶対値段が高い、とも思ったんだけど。

家に帰って箱を開けたら、ボンネットフードだけだけど、これがけっこうデカい。それを見た奥さん「ジャマになりそう」だと。全部作ったら本体全長50センチ近くになるんだとか。しかも全部作るには、30万円以上かかるって言ってたかな。すごいけど、ホンモノはもはやそれの何十倍だからね。