プントのギア比はちょっと使いづらい。イタ車って、みんなこう!!
なんでこうなってるの?
イタ車は好きなんだけど、いつもギア比が納得いかない。
まずは見てくださいな。
このグラフは、単にギア比を比べたもの。クルマは、いまオサーンが乗ってるアバルト プントと、FF最強にしてベストマシンの評価も高いルノー メガーヌ ルノースポール。
プントが、1速から2速にかけてがーんと開きがあるのに対して、メガーヌの差はなだらかで無理がない感じ。
実際、メガーヌに試乗したことがあるけど、ミッションのギア比に関しては特に疑問とかは感じられなかった。
まぁ、本気でサーキットを走ったら、いろいろあわないところは出るのだろうけど、街中の試乗コースをさらっと走る程度だったら、なんの問題もない。
だけど、わがアバルト プントは大違い。
さっきも書いたとおり、1速が低い、低すぎる。結果、2速がものすごく離れてしまっている。
ほらほら、グラフにもそれがくっきり出てる!
だから、別に急いでいなくても、回りの流れに合わせようとすると、エンジンをぶん回さないといけない。別に急いでないのに。
だけどその音の割に、たいしてスピードが乗ってない。バックミラーに後続のクルマが大写しになる。工務店の軽トラとかにもあおられる始末。
後続がバイクの場合、音からイメージするほどウチのクルマのスピードが乗ってないので、ライダーが慌ててブレーキをかけてノーズダイブしてたりする。ゴメンね!
なので、エンジン回すのを控えていると、前に進まない。
ダブルクラッチを踏んでいて、変速に時間がかかる=空転時間が長いこともあって、さらに前に進んでない。
だから2速に入れたとき、思いっきり踏んで加速を挽回する。
1速でアクセルを控えてた意味がない。。。
その代わりと言っては何だけど、2速は伸びる。3速も伸びる。だからそこは楽しいからいいんだけど。
というわけで、発進加速は、実はけっこうストレス。というか、あまりやりたくない。実をいうと。
オサーンの感想では、プントのギア比は商用トラックみたい。荷物満載でも発進できるよう、1速をわざと低くしてある。空荷の場合は2速で発進したりする。
あれとアバルト プントのギア比は同じイメージ。
実際、交差点などで極低速にスピードが落ちても2速のまま走ってたりするし。実際、マルチエアエンジンの低速トルクもあって、わりと走れちゃったりするし。
それからそれから、実は5速と6速もちょっと疑問。
グラフからははっきりと読めないけど、ここはクロスしすぎ。6速に入れてもあまり回転は落ちない。燃費が稼げない印象。詳しく測ったことはないけれど。
しかもエンジンのトルクが太いせいもあって、6速に入れて走っているときでも、「7速」に入れたくなる。
要は、トップギアなのに、体感的にローギアードに感じられるんですね。
だけどその代わり、富士スピードウェイのストレートは、きっと気持ち良く吹けるんだろうな、と思う。
まだ走行会モードで走ったことないから分からないけど、体験者の人の話を聞くと、けっこう回し倒せるっていうし。
その一方で、3速と4速は、もう少しクロスさせたい。
5速のシフトパターンとは違って、せっかく1直線のシフトパターンになって峠とかで使いやすいはずなのに、少し離れ気味なので、シフトダウンのときに回転合わせに気を使うときがある。
などなど、どうしてこんなレシオになったのか、代表者呼んで説明して欲しいくらい。
と、連綿とギア比の文句を書いてきましたが、走り出しちゃえば、そんなの関係ない。忘れちゃってる。
そんな些細なこと、って思えるくらい、アクセル踏むのが楽しい。エンジンのレスポンスや回りっぷり、そこからのトルクの出方とかにワクワクする。
「髪の長いは七難隠す」って女のひとの場合に言うけど、
「エンジン愉快は七難隠す」なんちゃってね。
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