新しいアバルト124は、日本車のにおいがする。[やっぱり、残念]

新しいアバルト124は、日本車のにおいがする。

あるイベントで124がきて、エンジンをかけたまま、みんなでためつすがめつ見ていたときに気付いた。
火が入って各部が熱で焼けるときのにおいが、ラジエターのファンによりクルマの下からわきあがってくる。
そのときのにおいが、日本車で嗅ぎ慣れた、あのにおいそのもの。

 

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エンジンはイタリアで組み立てて日本に持ち込んだメイドイン・イタリアなのに、ボディに組み込んで火を入れると日本車のにおいになってしまう。たぶん、ラジエターや配管、周辺のパーツで日本製が多くなったからじゃないだろうか。

以前試乗したときは降りてからすぐにエンジンを切ってしまったし、乗っているときはオープンにしていたので気付かなかった。

書く順番が後になったけれど、新しい124はマツダ NDロードスターがベース。そのため製造も広島にあるマツダの工場で行われている。
イタリアで組み立てたマルチエアエンジンを日本に持ち込み、日本で調達した部材と一緒にマツダの社員が組立てて海外に輸出され、日本仕様はそのまま国内にデリバリーされている。

先日、ディーラーに行ったとき改めて124に乗り込んでみたけれど、アバルト プントで感じていたような「ガイシャの香り」を感じることはなかった。
ボンネットを開けたとき、日本車で嗅ぎ慣れたあのにおいがフードとともにふわっと立ち上がってきた。

ああ、このクルマは日本製なんだな。あらためて実感。
その分、電気のコネクタなど細かい部品が日本製になって、その組み立ても日本の工場で主に日本人が行うことで、信頼性は高まっているだろう。実際、アバルトのセールスはそれを売りにしていた。

確かに、新しい124は楽しい。でもその楽しさの源泉は、ロードスター譲りの後輪駆動に負うところが大きい。もちろん、マルチエアエンジンのはっきりしたキャラクターもその楽しさを増幅させているけれど。
そして、そのにおいのせいで、乗るたびに日本製であることをどうしても感じさせてしまう。

せっかく“イタ車”に乗ったのだから、香りでもイタリアを楽しませて欲しかったな。

日本でも、においはイタリアン。だから、よけいにエキゾチックさを感じる、うちのアバルト プント