ブレーキ残しながら曲がる。その第一歩は・・・
(このページの続き)
ブレーキ残しながら曲がる。
それをやるために「四輪の書」をバッチリ読んで、富士スピードウェイのイベントに臨んだわけですよ。
やるなら第一コーナーがいいだろう、フルブレーキで突っ込むコーナーでしかも下り坂だから前荷重がかかるし、コーナーの曲率も小さいから前輪のトラクションも分かりやすいしだろうし、、、などと仕事の行き帰り電車の中とかでシミュレーションしてたり。
しかも今回は「四輪の書」があるワケですよ。もう、試験前にカンペ作った高校時代の気分。カンペでカンペキ。。。だったわけですが。
全然ですよ、ぜーんぜん。ダメ。まったくダメダメ。
ブレーキ残しながら曲がる、ということは、曲がる前、ブレーキングのセクションで、ターンインのポイントまでにきちんとスピードを落としておかないといけない。ハンドルを切ったときヨーを発生させられるスピードまで、きちんと落としておかないといけない。それができなかったら、ただのブレーキングアンダーを発生させるだけだから。
それなのに俺ったら、ブレーキングのポイントがまちまち。ということは、コーナー進入時のスピードがまちまち。
しかも言い訳をすると当日は台数が多く、同じラインを取ることも難しくて。
ブレーキングがまず一定しないと、トレーニングにならんやないかい!(なぜか大阪弁)
そう、ブレーキ残しながら曲がる、その第一歩は、まず超絶に安定したブレーキング動作なのでした。
だから、四輪の書で「ブレーキの尺」とかいってブレーキングのしかたや体への馴染ませかたをあれだけ細かく書いてたんだね。
そんなわけで、ブレーキ残しながらコーナーに入って、前輪がグググーッと回り込んでいく、あのフィールを体験できたのは3回のうち一回ぐらい。先は長い。
理論を知って、その実践の場で、理論の大切さを身を持って感じる、の巻でした。
カンペでいい点とっても、知識が身につくわけではない、というのと一緒(?)
「四輪の書」、読んでは走って、走っては読んで、それを繰り返さないと身につかないな、これは。そんなことを思い知ったイベントでした。
よし、もう一回読むぞ!
-
前の記事
アルファ ニュー ジュリア、日本デビューしますね 2017.06.26
-
次の記事
人を殺す前提の自動運転なんて、ありえない。絶対に。[MIT モラルマシンに抗議する] 2017.06.28