うちのアバルト プント、4年54,000キロ走ったリマインド。
うちのアバルト プント、気がつけば54,000キロ。
プント仲間には10万キロ越えもいるし、走って楽しいクルマなので過走行の個体が多い。なのでウチのなんかまだまだひよっこだ。
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経年劣化が気になり出すお年頃
最近のトピックは、この前も書いたようにディーラーにチェックに出したこと。
去年の秋口あたりからフロントの下回りの「コキコキ」音が気になっていた。いつもではなく、本当に時たま。クルマが冷えているときに段差を越える瞬間とか。
それが7月のサーキット走行後、音が出る頻度が多くなった気がした。ちょっと縁石に乗りすぎた? サスペンション回りが、何となく緩んだ感じも。
さらにエンジン始動時にも音が出るようになった。その日の始動一発目、エンジン始動の次の瞬間にベルトが鳴くような音。こういう音は冬の寒い時期に出るものと思っていたけれど、真夏でも出た。
この2点のチェックをディーラーにお願いした。
結果は「特に問題なし」。“ディーラーでみてもらうと再現しない”よくあるパターン。下回りのコキコキも、始動時のベルト鳴きのような音も出なかった。なので対処のしようがなく。
その代わり、下回りは増し締めをしてもらった。おかげでサス回りが緩んだ感じが少し収まった、ような? でもこれってプラシーボ効果だよな、きっと。
ただ、プロの目で実際に見てもらって「問題なし」であれば安心できる。これでまたサーキットで思いきり走れる。
始動時の異音は、もしかしたらピニオンギアがそろそろ寿命かも、という診断。こちらは経過観察に。
これまで遭遇したトラブルなど
そのほか壊れたり、調子を崩しているようなことはとりたててない。
「イタ車って、壊れやすいでしょ?」という小意地の悪い質問にも、「ぜーんぜん!!」とドヤ顔で返事している(笑)。
とはいえ、新車からトラブルが全くないわけではなく。
31,000キロ時、マルチエアエンジンの“心臓部”ともいえる油圧バルブの機構が動作不良を起こし、アッセンブリ交換している。その際、ブローバイガス還元装置で使っているOリングの劣化でガスが漏れていたので、それも対策。Oリングは対策品に交換。わずか100円程度のパーツなんだからケチるなよ>フィアット。
また39,000キロ時、左側(ドライバー側)テールランプのLEDユニットが暗くなり、交換したり。
テールランプは、アバルト プントの場合、左側の電機回線の電圧が不安定で、それがLED基盤に悪影響をおよぼし徐々に輝度が下がっていく、とディーラーから聞いた。こちらも対策品に交換。
インレットバルブもテールランプも、その後トラブルの再発はない。
使っていて気付いた小ネタなど
今年は7月がやたら暑かったけれど、エアコンの効きだってバッチリ。聞いた話によれば、エアコンはヨーロッパデンソー製らしい。ヨーロッパ製とはいえ、ジャパンブランドはやっぱり頼りになる?
ちなみに去年の車検時にも冷媒には手を付けていない。
そのエアコンの設定温度、前述のチェックに出したときのこと。代車で借りた最新のチンクにはオートエアコンが付いていた。これがなんだか効率よく冷える。外気温35度でも設定温度27度くらいで車内は快適だ。
うちのアバルト プントもオートエアコンだけど、今の時期、21度くらいに設定しておかないと冷えた感じがしない。たぶん、エアコンの機器や制御ロジックはチンクもプントもたいして変わらないと思うので、試しにうちのアバルト プントも27度に設定してみた。
そうしたら、あらら! チンクと同じように車室全体が快適な温度になったじゃないですか!!
これまでの設定:21度前後だと、ダッシュボードのダクトからしか冷風が出てこない。なので、上半身は冷えるけれども下半身はイマイチ。
それが27度の設定だと、下のダクトからも冷風が出てくるようになった。そうすると、から全体が冷気に囲まれて快適。冷風の強さから吹き出しダクトの選択まで、ちゃんと「オート」エアコンしてるわけだ。これまでは室温センサーの感度がイマイチだから設定温度で工夫しないと車室が快適にならない、とか思い込んでいたけれど、家電のエアコンと同じ感覚で使える。4年、4回目の夏に初めて分かった。
それから小ネタをもうひとつ。
トリップメーターをリセットする際、ワイパーレバー先端にあるボタンを使うが、どのモードでもこれを長押しするだけでリセットできることに、これまたつい最近気づいた。
これまではボタンを何度も押してオンボード表示をトリップメーターに切り替えて、そこでボタン長押し、トリップをリセットしたら再度ボタンを何度も押していつも表示している燃費表示に、という手順を踏んでいた。いままで約4年間も!
もっと早く気付けよ>俺。
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