このオッサン、だれ? イタリア人がDTMを語るムービーから。アルファロメオ 155 V6 TI
このオッサンは、アレッサンドロ・ナンニーニ。
Wikipediaによれば、1959年生まれなのでもうすぐ60歳、日本でいう還暦。だけど、それよりももっと老けて見える。
現役時代はキレるようなイケメンで、うちの奥さんも大好きだった。
僕らが行った1990年の日本グランプリ、その直前にあの有名なヘリコプターの事故で右腕を切断、彼の走りを見ることはできなかった。
ちなみにその日本グランプリ、オープニングの1コーナーで、セナ・プロの本物の火花を散らしたリアル対決があったレース。
結果は、ナンニーニの代わりに出場したロベルト・モレノがピケに続いて2位に入って、ベネトンのワン・ツー。そのあと3位に入ったのが、我らが鈴木亜久里。
というわけで、僕と関係あるんだか、ないんだかよく分かんないけど、ナンニーニはそのあとのアルファロメオ 155 V6 TIでの活躍が今でも輝かしいドライバー。
さっきのWikiにも書いてあるけど、すごくいいヤツで、人の良さがにじみ出てるような笑顔はとっても印象的。
ちなみに現役のときがコレ。
ムービーでも対照的な新旧カットを重ね合わせてる。ちょっとイジワル。
これらの出所は、Drive Experienceというサイト。
その中の、『La storia dell’avventura Alfa Corse nel DTM con tutti i protagonisti』というページに埋め込まれているYouTubeのムービーから。
ムービーのディスクリプションに
155 V6 TIがDeutsche Tourenwagen Maisterschaftsでホステスを務めたときの、DTMとITCでの再現不可能な数年のAlfa Corseほど魅力的なものはありません。私たちはこのセンセーショナルなプロジェクトの始まりと終わりをその主人公、つまり伝説を築くためにそこにいた人々に伝えます。
詳細をご覧ください※イタリア語をGoogle翻訳で日本語に変換
とあるように、当時の活躍の様子をアルファコルセの関係者や、ナンニーニ、ニコラ・ラリーニといったドライバーたちが語ってる。
ここに出した2枚の写真も、このムービーからキャプチャしている。
イタリアのサイトなので、当然、イタリア語。なので何言ってるかよく分からないけれど、単語の切れ端を捉えながら聞いていると、前半にナンニーニやラリーニなどのドライバー評、後半にエンジンなどメカについて語られている、ような気がするw
ムービーの作りもしっかりしていて、しかも50分もの尺がある超大作。アルファコルセの代表とか、クリスチャン・ダナーとか、いろんな人に取材して、しっかり撮って編集してるし、
後にアバルトでLancia Deltaなどの開発にも携わるセルジオ・リモーネなども出てきてしゃべってるので、内容が知りたいんだけど。
このほかにも、そのリモーネがアルファのV6エンジンやLancia Delta S4について語ってたりするコンテンツがあり、なんか凄い。
FIAMMのWeb広告がちょっとウザいけどw
Limone Racconta: La verità sul motore Alfa 155 V6 Ti + 156 e Fulvia Concept
Limone Racconta: I Rallysti della Delta vanno a salvare Alfa Corse
Limone Racconta: Perché Lancia abbandonò i Rally quando era all’apice
Tomaini Racconta: La dominazione DTM e Superturismo (+intro libro)
イタリアのクルマ文化のぶ厚さを感じる。これ、内容知りたい。
うーん、まじでイタリア語、勉強しようかな。
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