気温マイナス7℃で、EVの走りは40%もダウン [ EVでは私をスキーに連れてけない!? ]
電気自動車は-7℃で暖房を使うと航続距離が40%減―米国自動車協会がテスト(トップ画像もお借りしました)
-7℃って、東京の街中とかではそうそうありえない状況だけど、スキーに行ったらフツーにあるからね。
スキー場への道はたいてい一本道で混みやすく、大雪が降ったり事故になったりすれば渋滞で動かなくなることも多い。そんなとき、雪山の真ん中で、寒さでバッテリーがどんどん減る!なんてことになったら、もうパニック映画だよな。
いまスキーに行くなら、ガソリン車とかHVとかの方が良さそう。便利だし、安全だ。
-7℃で40%マイナスなんだから、北海道の道央部みたいに気温−20℃とかになったら充電ゼロになっちゃう?
上の引用記事のラストにこんなことが書いてあったけど、ホントそれ。
Engadgetでは新型EVの情報などもお伝えしておりますが、バッテリー切れEVの中で人が冷たくなって見つかったなんていうニュースは決して耳にしたくないものです。
Webニュースなので「耳に」じゃなくて「目に」じゃないのか、というツッコミはさておき。
ガソリン自動車の場合、最近だとこんな例がある。EVはまだ普及してない=数が少ないから凍死なんて極端な事例はないけど、これから増えてくればきっと起きてくる。外気温や充電率、走行パターンと連動した警報システムとか簡単に作れそうだけど、装備されてるのかな。
また、こんなブログ記事も流れてきた。
テスラモデルXで冬の長距離:東京-水上(みなかみ)
記事を読むと、
寒さに備えた充電率の計算とか
予定走行距離に応じた充電スポットを出発前に確認したり、
走行中はバッテリー消費をいちいちチェックしたり、
回生充電ができるようにバッテリーをあらかじめ温めたり、
なんだか細かいこと、いろいろしてる。
僕には正直、めんどくさい。
ガソリン車なら燃料の残量だけみてればいいんだけど。
少なくなったとはいえガソリンスタンドはまだあちこちあるし、念のため入れておこう、みたいなことは気軽だ。
テスラの記事は充電スポット検索アプリの販促用ブログなので、解説が細かいというか、専門家っぽいというか、オタクがかってる。それをさっ引いても、こんな細かいこと考えないと、冬、東京から水上(群馬県の新潟寄りのところ)までたかが360km(前述ブログより)、行って帰ってくることさえできないのか。厳冬期、北海道縦断7日間ツアーとかならともかく。
ちなみに、水上というとイタ車イベント「フィアットフェスタ」が毎年開催される場所としておなじみ。去年は25周年記念をやってた。
僕も何回も行ってるけど、道中の関心事といえば渋滞ぐらいで、あとは行きに「あの人来てるかな」「今年はどんなクルマが見れるかな」とか、帰りは「ちくしょー!今年もビンゴ当たらなかったぜ」「あの人のクルマまたカッコよくなってたよな」とかとか、あれこれ楽しく話しながら走れる。
それがEVの場合、いちいち充電率とか回生ブレーキとか考えなきゃいけないなんて、せっかくの休日もまるっと楽しめないじゃん(EVでフィアットフェスタ行かないけど)。
燃料はガソリン満タンで東京から関越道に乗れば、水上の会場に着いてからの帰り、関越・水上インターぐらいまで余裕。ウチの燃費極悪(水上遠征でリッター9kmくらい)のアバルト プントでさえも。
だから、帰りの関越道に乗る前にどこかでガソリン入れれば、あとは燃料のことを考える必要はないんだけど。
単に走るだけなのに上のブログにあったみたいな、クルマに乗り降りするたびにいちいち面倒くさいこと考えないと走れないなんて、EVってまだまだ原始的で道具としての進化と熟成が足りないな。素人には難しすぎる。
ガソリン車でいえば「点火時期がどうのこうの」「プラグかぶらせないアクセルワーク」「季節でメインジェット替える」「チョークを引いたときの始動は・・・」みたいなウンチクがいろいろ必要だった頃みたい。
ここまで書いていま思った!
そういう懐かしいガソリンエンジン、もういちど乗りたいな。アクセル踏みたいなー。
やっぱガソリンエンジンの方が、EVなんかより1億倍くらい面白いよ!w
-
前の記事
クアドリフォリオを貼りたかったから? [ F1アルファロメオ・レーシング復活の理由 ] 2019.02.11
-
次の記事
イタ車の御大が教えるマルチエア・エンジンに適したオイル [ 3つの条件 ] 2019.02.12