情けは人のためならず [ GTラジアル→いただき物のディレッツァ DZ101へ ]
やっぱり気になって、不安になって、履き替えちゃいました、GTラジアル。
去年、履くタイヤがなくなって、でもコロナ禍でお金がなく、おなじみのタイヤ屋さんのオススメもあって入れた。確かに安かった。爆安。
スポーツ走行用の71RSを温存するために、シロホイールにそのGTラジアルを組んで、ふだん履き用として走ってた。
そのGTラジアル、タイヤ自体はいたってフツー。サイドウォールが少し丸っこいので全体的に細く見えるけど。
サラッとした乗り味でチョコッと走り回るなら何の問題もなかった。のだけど、、、
雨が続いた日、めちゃめちゃ滑ったことがあった。
寒かったし、雨の量もそこそこあったにしても、
陸橋の継ぎ目の金具でビュンと滑る。マンホールでもずるずる。でもそれは良くあることだし、気をつけて走っていたんだけど。
しまいにはアスファルトのちょっとした凸凹でグリップを失って、メーター内の電制の動作表示がチカチカ。
えーっ! そこまで気をつけないとイケないの??
それからはそーっとアクセル開けて、じわじわとハンドル切って、恐る恐るブレーキ。
こんなこと、初めて。
それ以来、このタイヤで走るのがちょっとアレになって。
雨の日はもちろん、ドライの日もだんだんそぉーっと走るようになってきた。
アクセル開けるのも、ハンドル切るのも、ブレーキ踏むのも、いちいちタイヤに遠慮して「やってよろしいですか」お伺い立てるように。
そうなってくると、楽しくないじゃないですか。
なんでこのクルマ乗ってるの?
カローラみたいな純然・実用車ならともかく、なんてったってウチのクルマはあの、アバルト プントだよ。
バンッとアクセル開けて、ビュンとハンドル切って、ガーッとブレーキ踏んで、思った通りにバシバシ走らせて、ナンボのクルマですがな。
タイヤに遠慮して走るなんて、本末転倒もイイところ。
なのでタイヤ替えたい、って去年からずっと思ってた。
71RSほどじゃなくてもいいから、楽しい気分で走れるタイヤに。
そしたら!
この前、レカロシートを譲った方が、「タイヤ余っちゃってるんですけど」って。
ダンロップ、ディレッツァ DZ101、まだ1年も経ってないモノ。グランデプント・アバルトに履いていたタイヤなので、サイズ問題なし。
まさに、渡りに舟、とはこのこと。
しかもお代金は、「シートをタダでもらったからイイです」だって。
まさに、情けは人のためならず!
でもさ、DZ101ってアジアン並みのやすさがウリのタイヤ。
結局GTラジアルとあんまり変わらないんじゃないの?と思う反面、
国産ブランド(どうせ海外製造でしょうけど)はやっぱ違うんじゃね?
いまの状況から抜け出せるなら、これもアリじゃね?
と、だんだん、藁にもすがる気持ちになってきた。藁じゃなくて、タイヤだけどね(ワラ)。
というわけで、さっそくいただきましたよ(お礼に昼ごはんおごった)、付けましたよ、走りましたよ。
路面との当たりがGTラジアルより柔らかい、というか、まろい。やさしいタッチ。
ハンドルが少し重くなったので、路面への喰いつきも良くなったっぽい。
肝心のウェットはどうか。マンホール上をスポーツモードで、わざとアクセル踏んで通過してみた。
さすがに電制のランプが付いたけど、すぐにグリップ回復してくれた。こんな感じだったら必要以上に不安にならない、かな。
これは、もうちょっと走ってみないとわかんないな。
これで、去年来の課題、ひとつクリアできそうだぞ。
街乗りタイヤでも、楽しく走れそうだぞ。
その一方で、今回はまさに、安物買いの銭失い、だったなとも。
反省します。
なんか今回はことわざが多かったな(笑)
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