東京オリンピックの犠牲にされてしまった鈴鹿F1を追悼する [ 『五輪で許されても、四輪二輪は許されないのはなぜですか?』豊田章男・自工会会長発言 ]
鈴鹿F1は東京オリンピックの犠牲にされてしまった
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この前の日曜日、10月10日は、ホントなら鈴鹿でこのカラーリングのレッドブル・ホンダが走るはずだった。あぁ「ありがとう」が目にしみる(泣)
なのに、東京オリンピックをムリヤリやったせいで、その余波で鈴鹿F1が中止にさせられてしまった。もっと言うと、WRCも、MotoGPも、鈴鹿8耐とかも。日本の国際モータースポーツイベントは全部、東京オリンピックの犠牲にされてしまった。
ったくよう、今年は角田もデビューしたし、ホンダのラストイヤー(これで何回目だ?w)なのによぉ!
などと、やさぐれていたおっさんのココロを、この人がまた慰めてくれましたよ。
『五輪で許されても、四輪二輪は許されないのはなぜですか?』
『五輪が許されても、四輪二輪は許されない』(会場から大きな拍手)
我々四輪/二輪系からすると不公平感を感じます。
五輪も支援させていただきましたし、アスリート支援をしております。ただ、モータースポーツもアスリートだと思います。
そして、オリンピック/パラリンピックに関わる彼ら/彼女らもアスリートだと思います。同じ“アスリート”に対してどうして入国に対しての許可が違うのか? どうして開催の判断が違うのか?
モータースポーツに関しては外国人選手がなかなか入国できない……などもありましたので、ひと言でいうと。『五輪で許されても、四輪二輪は許されないのはなぜですか?』を見出しにしてください」
(はい、僕も見出しに使わせていただきましたw)
ホントソレ!
鈴鹿F1も、WRCも、MotoGPも、鈴鹿8耐も、ぜーんぶキャンセルになってフラストレーションたまりまくった僕のココロを、豊田会長(トヨタ社長としてではなく、自動車工業会の会長としてのコメントだった)が代弁してくれましたよ。
ちょっとは慰められた。ほんのちょっとだけどね。
これだけは言わせてもらうよ、って国にたてついた感じ
エラくなると、当たり障りのない、絶対炎上しないことを言いがちになるけど、この人は違う。
トヨタという、世界屈指の自動車会社の社長として「うるさくてガソリン臭いクルマが好き」と言いきってしまうし、
今回はさらに一段上のレイヤー、二輪や四輪の会社を束ねる自動車工業会の会長としての立場から、「なんで四輪、二輪はダメなのか」とぶち上げるし。
五輪:オリンピックは国家的な行事で、国を挙げての支援があって当たり前。
開催にあたって、アスリートなどに特別な配慮があってもいい。それはそうでしょ。
な・ん・だ・け・ど!
今回のような意見を言うことはまさに、国にたてついたのと同じ。
その姿勢がイイ、拍手送りたい。
トヨタの大会社にして、自工会の会長が、ですよ。国の言いなりになっているような姿勢を見せていない。
ま、
トヨタをはじめとする自動車産業は日本の基幹産業で、社会の中でも発言力が大きいこともあるだろうし、
トヨタは今回の東京オリンピックの、ワールドワイドスポンサー(一番お金を出すスポンサー)で、また大会で使う車両をサポートしたりもした。
こんだけ日本の産業や経済に貢献して、
今回のオリンピックもサポートしてるんだから、
これだけは言わせてもらうよ!
ってことだと思う。
いやぁ、この人、ホント好きだわ。
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