3度目の正直の2位、やったー!![ 本庄3時間耐久レース、でも無傷では帰れなかった? ]

チェッカー
感動?のチェッカー

もうちょっと喜べばよかったなー

これを3年間夢見てたのよ。まさに3度目の正直。
ただこの直前、他車に抜かれてチェッカーを先に受けられちゃって「おいしいとこ持ってかれちゃったなー」って思いながらチェッカー受けちゃったので、喜ぶヒマがなく。ガッツポーズとかでゴールしたかったな。でもって、ゴール後のセブみたいに「この結果はみんなのハードワークのおかげだよ、ありがとう」なーんてLINE通話で延々としゃべくったり(笑)。次はぜひやりたい。

今年は晴れた、3度目の正直?

去年は、配線溶けた。
一昨年は、ブレーキ壊した。
そんな過去2回、俺の本庄3時間耐久「S耐」。今年こそ、今年こそ、無事チェッカーが第一目標。理想低過ぎ、とかほかの人に揶揄られたけど、まずそこをクリアしないと、次にいけないじゃないか。
ローターとパッド、もちろんフルードも交換して、ブレーキはOK。
去年溶けた配線の対策も、メカのフージーとよーく話して(説教ともいう)確認。
よし、今年こそ、完走だ!

我らPUNTO CORSEチーム
我らPUNTO CORSEチーム

なんだ!?このリアからの異音

前泊のホテルで主催の御大ご一行様とばったり。一緒に前夜祭(?)。本庄駅前のチーズと肉のバルで盛り上がる。
で翌日。本庄サーキットへの道中、イヤな音が左リアから聞こえるじゃないですか。最初は、荷物が踊ってる音かと思ったけど、どうもそうじゃなさそう。
サーキット着いて下を潜り込んで見たら、、、何と、はずれてる。左リアのアブソーバーの付け根が、アーム先端からはずれてブラブラしてる。確かめるために触ったら、中から減衰調整のステンレス棒まで出てきちゃう始末。まじかー、こんなのはじめて見た。

故障箇所
白マルで囲んだストッパーが緩んで、アブソーバーの心棒がスポッと抜けた(これは修理後)

こんなんじゃ走れないじゃないですか。トラブルで今年は出走もできないのか。2度あるコトは3度あるのか。
チームのみんなとワチャワチャしていたら御大やほかの人たちも来てくれて、工具とかジャッキ借りたりして何とか直った!
うちのアバルト プント、修理なう
朝イチから修理なう

2位ですよ、2位

レースは午前中に慣熟走行、午後1時から3時間耐久レース本番。持ち時間は一人あたり45分。ただしハンディキャップがあり、チームごとにピット滞在時間が決められている。速いチームは時間長め、女子や旧車がいるチームは短め。うちら「PUNTO CORSE」チームは比較的少なめの20分。それらをチーム4人で消化しつつ走るわけ。

スタート前
ぜんぜん緊張感のないスタート前の光景

僕のいきなりのトラブルでみんな腰が引けて、「安全策で2スティント」という作戦で行くことに。
結果、これが功を奏し、晴れて暑くなったにもかかわらず、大きなトラブルなく、淡々と3時間を走りきることができた。

で、結果はトップから3ラップダウンの2位! やったー!!
去年とかはゴールしたらみんなさっさと着替えてたのに、今年は表彰台でのサンペレグリーノ・シャワーに備えて誰ひとり着替えず、スーツのまま。濡れてもいいようにしている。僕なんか、新しいタオル出したもんね。

からすみくじ
みんな無事に走り切れたのは、このおみくじのおかげ

けど、最後にオチが

1位は速くて手練れの人が集まったチームなので、トップは当然。今度こそ正真正銘のトップチェッカー、おめでとうございます。
3位は、ランチア・デルタのチーム。いつか壊れるよ、止まるよ、と思ってたんだけどフィニッシュした。すごい。
ほかにも速いクルマがいるチームがあったけど、ブレーキなどのトラブルで沈んで、結局僕らが2位に入れたわけ。

ちなみにベストラップでいうと、僕らはビリから2番目。でも結果は2位。ウサギとカメじゃないけど、これぞまさに耐久レースの醍醐味だな、と。
それと、主催のハンディキャップ設定が絶妙だったことも、この“ドラマ”を生んだ理由のひとつ。だって、フィニッシュしたら僕ら以降、7位まで1ラップ刻みの差でしかなかった。

でもね。うちのアバルト プント、2スティント目のラスト10分くらいから異音が出始めてた。最初、ピットとのLINE通話のノイズかな、と思ってたんだけど、直線で伸びなくなるし、タイムは2秒くらい落ちるし、ピットは黙っちゃって何も言わなくなるし。ただ、吹けないけどヘンな回り方にはなってなかったのでそのまま走りきった。
で、ピットに帰ってきたら「スゲぇ音出してたよ」ってみんなから指摘され、やっぱそうだったか、と。

ったくなー、これでトラブル3年連続だよ。本庄からは無傷で帰れないのか!?

PUNTO CORSE
フィニッシュ後の記念撮影

THX Shinya_san