ミシュラン パイロットスポーツ4(PS4) 親の小言とこのタイヤの安心・・・装着後約1万キロを走って
「安心」って、その瞬間には分からない。
何かコトが起こって、そのあと初めて実感するものだ、と思う。
地震が起きた → でもこの家は壊れずに家族を守ってくれた → この家、安心だなぁ、よかったなぁ。っていう感じ。
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それはタイヤも同じだな、とミシュラン パイロットスポーツ 4(PS4)に履き替えて思った。
現在、交換してから1万キロちょっと。
装着しているのがアバルト プントというクルマの特性上、スポーティに走るシーンは確かに多い。一度、サーキット走行もしている。
公道のワインディングでは、しっかり、軽快、安心。
ハンドルやブレーキを通してタイヤにムチャ振りしても、ゴムが溶けるにおいをさせながらも“そのくらい、へーきへーき”といった感じで応えてくれる。
グリップは僕くらいのヘタレがちょっと頑張った程度のスピードなら、何の問題もなし。
基本、ほとんど鳴かない。でも鳴きだしたらムチャはそれまで! の合図。それ以上やると、タイヤが滑り出したりしてとんでもないことになる予感。スキール音がちゃんと警告音になってる。しかも鳴き出してから滑り始めを実感するまでワンテンポあるので、対処や修正がしやすい。こういうところは学校の先生にキチッと指導されてる感じ?
タイヤ自体が軽いせいかレスポンスは軽快。路面の悪い峠の切り返しなどでも、ハイグリップタイヤのようにドタバタせずスッと方向を変えてくれる。そのときの身のこなしが軽快でスポーティで気持ちいい。
そんなわけで、自分なりに思い切り走らせて、峠の頂上とかでひと息入れながら、
「楽しかったぁ」「でも、あそこはもうちょっとだったな・・・」と。
で、最後に「タイヤくん、いつもムチャ振り、スマン」などと、そこまでのコーナーでの悪行三昧(?)を反省しつつ、思ったりするわけです。
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その一方で家人を乗せてスーパーに買い出しに行ったり、家族4人で高速道路を長駆、実家に帰ったり。そんな普通のクルマとしての利用シーンも多い。
雨の日、家族4人で帰省したときのこと。
早く実家に着いてビール飲みたいな、、、などと思いつつ、雨にもかかわらずちょっと速いペースで走っていた高速道路、ゆるやかな左コーナー、しかもトンネル出口、そして濡れてる路面。
そこでトラックが不意に車線変更してきた。おいおいミラー見てんのかよ。悪態つきながら車線を変え、アクセルを踏んで難から逃れた。
4人乗車、つまりほぼフル荷重のクルマで、高速での進路変更というかちょっとした危険回避、さらに雨、しかもトンネル内のセミウェットから外のヘビーウェットへ。
そんな悪条件てんこ盛りの中でも、何の破綻も、いや破綻の予兆すらなく、僕が思ったとおりの軌跡を路面に刻み、動くシケインになったトラックをやり過ごしてくれた。
ハンドル握ってる僕以外、家族はみんな寝ていたのでそんなプチパニックが起きていることも知らず、この日も無事に実家へ。で、ビールをプシュッと開けながら、
「今日もこのタイヤのおかげで無事に帰れたなぁ」と、あのときの自由自在の挙動を思い出しながらふと思ったりするわけですよ。
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そんな感じでこのPS4、どんなシーンでもさらっとオールマイティに、しかもかなりハイレベルに応えてくれている。
で、走り終わってから「なんか良かったね」と、しみじみ思うんだ。
それを世間では「安心」とか「信頼」とかいうんだけど、なんかもうちょっと気の利いた良いコトバがないものか。あればもっとこのタイヤの良さが伝わるんだけど。
「親の小言と冷や酒はあとから効く」なんて落語で言ったりするけど、
「このタイヤの安心」というのも、付け加えたい。
※20170614 追記
ミシュラン PS4 追記:空気圧に敏感かな?
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