オートサロン2019、楽しかった記[ 自動運転だのEVだのクソ食らえ ]
- 2019.01.25
- クルマ
- EV, オートサロン2019, 自動運転
金曜日だったのに、けっこう賑わってたオートサロン2019。
聞けば土日は激混みだったらしい。凄いよね。
お客さんは僕ぐらいのおっさんも多かったけど、20〜40代の男子も多かった。男の子はやっぱりクルマ好きなんだよ。
それに、ベビーカー押した若い夫婦も見たしね。パパやママは20〜30代だ。
あと、中国や韓国、東南アジアっぽい人も多数。あれは買い付けかな?
“クルマ離れ”なんて、マスコミとかは上から目線で言ってるけど、
若い人たちがクルマから離れていったんじゃなくて、メーカーの方が若い人たちから離れていっちゃったんじゃないかと、改めて思った。この会場にいたら。
みんなが乗りたい、走らせたいクルマをメーカーは作らなくなっただけじゃん、と。
だいたいね。いま「クルマ」ってうと金太郎アメのように、
省エネルギーとか再生可能エネルギーとかCO2排出削減とか、
コネクテッドモビリティとかライドシェアとか、こむずかしいコトいうけどさ、
そんな大人の事情ばっかり押しつけられたって、ちっともおもろない。
第一、ガソリンやプラスチックなどの石油製品、鉄やアルミなどの鉱物資源、さらにEVに至ってはレアアース、レアメタルを使いまくって作って動いてるクルマが、地球に優しいワケがない。EVなんか、原発や火力発電で作った電気使ってるし。
自動車でエコなんて詭弁だよ、妄想だよ。ばかじゃないか。
本当にエコしたいなら、クルマなんか作るな売るな買うな使うな乗るな。
ゴーンさんの逮捕・幽閉でも分かったように、自動車メーカーは国の経済を左右するような大きな存在になった。
だから作るクルマにも、それなりに社会的意義を持たせないといけなくなった。
1970年代のオイルショックがその転機になったと思ってる。
あのときは、石油という限られた資源をいかに有効に使うか、燃費が大きな焦点になった。
それ以来、自動車に課せられる社会的責任がどんどん増えてきた。資源とか安全とか環境とか。
その時代からクルマが面白くなくなってきた、と思う。
クルマを進化させてきた技術はほとんど出揃っちゃったし。エンジンにしてもボディにしてもサスペンションにしても。
それと引き替えるように社会的責任、言ってみれば“大人”になるように全世界から求められたわけ。
道具としての楽しさ面白さが、去勢されちゃったんだな。
クルマとしての進化といえば、あとはウイリアムズがFW-14でやったみたいに、エレクトロニクスやITを使ってクルマを進化させることぐらい。インジェクションとかサスの電子制御化とか。
その先に、AV(アダルトビデオじゃないよ自動運転のことだよ)とかコネクテッドなんちゃらとかがある。
ほら、こうして見ると、もはや別にクルマじゃなくてもよくね?
空飛ぶじゅうたんでも流星号でもホバーパイルダーでも、人を乗せて移動できる物体だったら、何でもいいと思うぞ。
こういう時代になって、お役所とメーカーが作り上げる“官製”のモーターショーは、そんなくだらないテーマの展示ばっかりになった。「未来のクルマづくり」に名を借りた、将来の生き残りや金儲けのための生煮え技術の展示即売会。
つまらなくなるのは、当たり前田のクラッカーだ!
僕は、このおっさんは、クルマが大好き。
ハンドル握ってアクセル踏んづけて、クラッチとかブレーキも踏んだりしながら、行きたい時間に行きたい場所へ、自分の意思でクルマを走らせたい。ただそれだけ。
ナビから「右に曲がれ」って言われたって、左に気持ちの良さそうな右が開けてたら、そっちに行っちゃったりしながら。遠回りでもいいから。
そんなふうに、自由気ままにクルマに乗るのが大好き。
だから、クルマ本来の乗り方、楽しみ方を手を変え品を変え見せてくれる、このオートサロン2019がとても心地よかった。
乗りたい走らせたい触りたい(それはダメよ)クルマが、あちこちに並んでた。タイヤとかすぐに使いたいパーツもゴソゴソ。
モーターショーではくだらない展示してるメーカーのブースも、それなりに面白かったし。
これだったら、僕みたいな昔ながらの「クルマ好き」が集まってくよね。激混みも分かる。
この会場に集まってた人はほぼ全員、見ず知らずの人だったけど、
「クルマ好き」という部分で一緒につながってたような、そんな気分になれた。ちょっと大げさ?
ま、「お姉ちゃん好き」の人もいたけどねw
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