うちのアバルト プント、低回転構造改革:スロットルスペーサーってどうなの?
(前回エントリより)低回転域のレスポンスを何とかしたい。以下4つの選択肢のうち、A-1のクランクケース減圧バルブはナシ、というのが前回の結論。
というわけで今回はスロットルスペーサーの巻。
A方向:メカの対策
A-1 クランクケースの減圧バルブ(レデューサー)を入れる
A-2 スロットルスペーサーを入れる
B方向:エレキの力を借りる
B-1 スロコンを入れる
B-2 エンジンのROM(ECU)をいじる
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そもそもスロットルスペーサーとは何なのか? なんだか「王様のアイデア」っぽいパーツだよね、ぱっと見ためは。
このかたが詳しく書いていらっしゃいます。なんだか御利益ありそうです。
肝心のブツ、アバルト用もちゃんと出ています。リンク先のページ、一番上の商品がそれ。
国産用になると、こんな感じでずらっと出てきます。結構値段も手頃。
で、具体的な効能というと、
この方とか、
このメーカーさんとかに。
ただ、取り付けが難しそう。バッテリー外して、補機類も外して、となると素人にはちょっと難しいかな。
↑のトゥルッコの商品詳細ページにもあるけれど、
低中速加速時のアクセルレスポンスを改善します。
ということが一番の効能かと。ひとことで言うと。
実際にトゥルッコ製アバルト用スロットルスペーサーを入れた友人に聞いても同じような返答で、低速からの中速への加速が滑らかになるとのこと。
アバルト プントはスポーツモードのとき、ちょっと踏んだだけでもドカンとレスポンスがくるのでデリケートな操作が必要になるのだけれど、それが滑らかにスムーズになる。アクセルのツキが良くなる。
低中速から自分の思い通りに走らせたい、という場合に有効なパーツといえそう。
そういえばこのスロットルスペーサー、四駆やアメ車で装着されることが多いとか。↑の「スロットルスペーサーとは」を書いている方はジムニーに乗っているし。
四駆の場合、泥濘地を走破するカギになるのが低速トルク。泥濘地を通過するにはある程度トルクがある必要があるけど、アクセル操作でトルクの変動が大きいとホイールスピンしたりして走破が難しくなる。低回転から高トルク、しかも滑らかな出力特性がキモになるわけで、そういうふうにエンジンを躾けるためにスロットルスペーサーが使われるのか、と。
アメ車は、低回転域から暴れん坊的な大トルクですからね。それを日本のノロノロ交通でもスムーズに快適にドライブしたいときに効果的なんじゃないかな。
それもイイかもしれないけれど、僕が欲しいのは空ぶかしのときのレスポンス。これを良くして、前にも書いたように“街中スポーツ”をもっと楽しみたい。
これが今回の「低回転構造改革」の目的なんだけど、空ぶかし(無負荷)のときのレスポンスは「ないよりはマシ」とのこと。
うーん。あまり期待できないかな。
まぁ、ターボなのに低回転のレスポンスを良くしたい、なんて無い物ねだりをしてるんだから当たり前かも。
ただね。アルミ製のパーツ本体と、ワザと目立つように仕上げられたカラーリングは、ちょっと魅力(笑)。何にもいじってないエンジンルームでアクセントになりそうだし。
それに昭和の「ソレ・タコ・デュアル」世代ですからね。エレキじゃないこういう物理的なパーツには、遺伝子レベルで反応してしまう。ちょっとあらがえない。
効能とか現実的なことはさておき、フラフラと装着したい気分になってきた(笑)
※画像は上記「トゥルッコ」のウェブページからお借りしました。
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