「対物全損時修理差額費用特約」 はい、早口で3回言ってみましょう!?
任意保険の更新が近いわけです。
オサーンの自動車保険は、「おっさんの自動車保険」。もとい、「おとなの自動車保険」。
事故率の低いおっさん、もとい40〜50代の保険料を安くした、まさにおっさん向けの保険で、この保険が出たとき、それまで入っていたネット保険と比べたら2万くらい安くなった! ので、すぐに入り直しました。
ウチはどうだろ? って思ったあなた、
こちら↓でちょっと調べてはどうですか?
で、話をウチの保険に戻すと。
あれ以来、確か4回目の更新かな、今年は。
例によってホームページをいろいろ見ていて、こんなモノを発見しましたよ。
「対物全損時修理差額費用特約」
なんだかお経のような長い名前、保険ってなんだかいつも分かりにくいよね。
内容は以下の通り。
(以下引用)
損害賠償では、相手の車の損害については、時価額を上限として損害額を認定します。
相手の車が古い場合、修理費が時価額を超えることがあり、対物賠償で支払った保険金(時価額まで)では、修理費用が足りないという場合があります。
対物全損時修理差額費用特約は、お客様がその足りない差額を負担する場合、差額部分にお客様の責任割合(過失割合)を乗じた額を、50万円を限度に保険金としてお支払いする特約です。●保険金お支払い例
お客様の責任割合(過失割合)が100%の事故で、相手方の自動車の修理費が150万円、時価額が100万円だった場合
(中略)時価額(100万円)を賠償することでお客様の法律上の賠償責任は果たしているのですが、相手の方にとっては、自分の責任割合は0なのに差額(50万円)を自己負担しなければならないという状況になり、納得されないこともあります。その場合、お客様が差額分について自己負担を求められるケースも想定されます。
そのような、相手自動車の修理費が時価額を上回る対物事故で、相手方が時価額を超えた修理を行い、かつお客様がその差額(当社が事前に承認したものに限ります)を負担する場合に、差額分の修理費にお客様の責任割合を乗じた額についてお支払いします。
(引用以上)
要は、古いクルマにぶつけちゃった場合、
車両代<修理代
になると、補償料は車両代分となる、つまりそのときの車両残存価格が支払われることになる。全損扱い。これは自動車保険のルール。
それでも自分は直して乗り続けたい、という場合は、自分でお金を払うかして直さないといけなくなるわけ。
昔聞いた悲惨な話で、
1.レストアしたばかりのきれいなアルファ・ジュリアを高速道路で走らせていたら、爆走してきた後続車に追突された!
2.全塗装した直後のアストンマーチンにぶつけた! 全塗装は力道山のロールスロイスを塗った“あの店”で、噂では600万くらいかかってるらしい?
上記、どちらの例もクルマは古いので、自動車保険的に算定すれば被害者の大損。
1の場合は、クルマのリア回りがぐちゃぐちゃで、結局全損扱い(前半部分をパーツ取り)に。
2は、ぶつけた方が自腹を切った、らしい。。。
オサーンはイベントとかで古いクルマに遭遇することもあるしね。
気を付けていたって、ガシャンとやっちゃうこともあるかもしれない。
古いクルマほど、オーナーは大切にしてるから。その気持ちはハンパじゃないからね。自分も以前、古いクルマに乗ってたから分かるし。
補償制度の内容を見ると、
修理代追加50万円しか補償してくれないので、“全塗装したばかりのアストン”はちょっとムリかも知れないけど。
だけど、ないよりはマシだからね。
追加補償料は、わずか300円弱だし。
入っておこう、と。ちょっとしたことですけどね。
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