ステアリングは、いつも触るところだから、気に入ったものにしたい。と思ったんだ。
いくら気に入って買ったとはいえ、やっぱり気に入らなかったり、気になる部分は何にでもあるモノで。
アバルト プントの場合、一番最初に気になったのが、ステアリング。
径が大きく、握りが太くて、しかも10時10分の位置に指置き(?)のような凹凸が付けられていて。しかも、最近はやりの下部がカットされた変形タイプ(写真ではよく分からないけど)。なので、回していたり、ハンドルが戻るのを手の中で遊ばせたりするときに、気持ちが悪い。
それにスポークが太いから、ハンドル切りながらメーター見ようとしてスポークが邪魔で見えにくかったり。
それにエアバッグやらオーディオスイッチやらでなんだか大きくて重そうなルックスも、オサーン的にはちょっとなぁ、と。心理的アンダーステア(?)
これを軽くてシンプルなヤツにしたら、ハンドリングももうちょっと軽くなるといった妄想がわいてくる。
要は、オサーンは昔からの丸くて小さいタイプが良いわけですよ。なので、買った当初からずっと交換を考えてました。
手持ちにナルディのクラシック36パイがあったけど、これは旧車には似合うけど、いまのクルマにはちょっとNGかな。
アバルトといえば、やっぱりラリーでしょ。で、ステアリングといえば昔から2本スポークでキマリ。
131アバルトとか、市販車でもリトモ・アバルトやアウトビアンキとかでよく使われていた変形の2本スポークとかも、カッコイイ。
ということで、ヤフオクでいろいろあさっていたら、sparcoのが出ていたので、これをゲット。
手前にぐっと寄ったディープコーンで、握った感じもグッド。小径で回しやすそうだし、何より軽くてシンプルなのが嬉しい。
ざっと測ったところ、パイ35センチ、コーンは9センチ。
ノーマルは、パイは最大部で38センチくらい、コーンは12センチ。
コーンだけならノーマルの方が大きいけど、sparcoにはボス(取付け用の台座ですね)を付けるからプラス4〜5センチは深くなる、はず。
ホントは、Abarthブランドのモノもあるんだけど在庫ナシ。値段も4万前後とお高め。
他に、Sabeltやmomoのもあったけど、ゆくゆくはsparcoのバケットを入れようと思っていたので(このときは)、まずステアリングからコーディネートですかね(笑)。
で、交換ですが。
最近のステアリングはエアバッグとかオーディオスイッチとかで複雑、それにエアバッグの配線に抵抗を入れないといけないし。電気に弱いので、ショップにお願いしました。
作業時間は、ブレーキパッドの交換なども含めて約2時間で終了。
ステアリングを交換するときは、センターを出すのが難しくて、なかなか一発で決まらないのだけど、このときはうまくいったそうです。
装着後は、ディープコーンに加えてテレスコピック調整を使えばさらに手元に寄せられて、力を入れやすくなった。ハンドルが近い方が、“戦闘スイッチ”が入って、がぜん、やる気が出るし(単純な性格、ともいう)。
反面、ディープコーンで手前に近づいた分、ウインカーなどの操作系が遠くなった。ハンドルから手を離し気味にしないと、ウインカーがつけられない。オサーンはあまり気にならないけど、イヤな人はダメかも。
それに、オーディオのボリウムとかラジオの選局などのスイッチもなくなったので、手元で操作できなくなった。これをいやがって交換しない人もいるくらいだし。
何より、エアバッグがなくなったので、いざというときの安全性は???
ま、これはある意味、“確信犯”ですから、仕方ないですね。自己責任、というヤツ。
ちなみに、「エアバッグなくなったら、任意保険の料金が上がるよ」って言われたので保険会社に問い合わせたら、今どきエアバッグの有無では保険料は変わらないんだって。なんだそうなのかー。
で、交換の工賃ですが、
ステアリングがオークションで、送料込みで約1万円、
ハンドルボス(ステアリング取付け用の台座ですね)がショップ購入で約1万4千円、
エアバッグの回線に噛ませる抵抗が約500円、
全体の工賃が約2万円、
それに、あとからイタ雑(イタリア自動車雑貨店)で調達したサソリマークのホーンボタン約3千円、
しめて6万円弱、といったところ。
ステアリングにうっかり4〜5万円クラスを投入しちゃうと、10万円コース!
ボスさえ何とかすれば、あとは全部自分で気軽に(=低コストで)できた昔が懐かしい (T_T)
- 前の記事
グリジオ・カンポボーロ、「ひこうきグレー」というボディカラーです、ウチのアバプン。 2015.05.02
- 次の記事
最近、スマホで何でもできるけど、サーキットのラップタイムまで計れるとは!? 2015.05.08