おぎやはぎの愛車遍歴:宇崎竜童さん
男の顔は名刺。それまでの生き方がしわとか表情に出ますよね。
同じように、乗り継いできたクルマも、その人となりを知る手がかりになります。
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BS日テレの「おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!」をついつい見ちゃうのは、
「あ、やっぱりこの人はこのクルマ、乗るよなー」っていう納得感とか、
「エッ? これ乗ってたの!!」みたいなキャラとクルマのギャップが見ていて楽しいからなんですね。
“愛車遍歴”はこんな感じ。
1979年 33歳 ボルボ244
1985年 39歳 ボルボ740ターボ
1986年 40歳 ボルボ740
1987年 41歳 三菱ジープ
1991年 45歳 ジープ CJ-7
1993年 47歳 MG MGB
1995年 49歳 キャデラック セビル
1999年 53歳 シボレー シルバラード
2002年 56歳 メルセデス・ベンツ E320 アバンギャルド
2007年 61歳 シトロエン C6
2014年 68歳 レクサス NX200t
最初のボルボは、知り合いのお医者さんから中古で買って、それ以来ボルボが気に入って乗り継いだとか。
リーゼントの“流線型”と、ボルボの直線ラインのデザインが、なんだか意外な感じ。
オサーン的には、シトロエン C6ですね。
昔々、夏八木勲が乗っていたDSに感化されたそうで、その頃の思い出を大切にしていて、C6のボディラインを見たときDSを思い出して乗り換えたのだそう。
確かにこんなクルマ乗ってたら、カッコイイよね。
しかもDSって、半自動のオートマチックの変速方法にクセがあって、動かすだけでも大変、って言われていたし。
あのボディデザインも含めて「乗りこなす」ことができたら、それだけでも一枚うわてな感じ。
ちなみに本国のフランスでは、大統領の公用車は伝統的にシトロエンのトップレンジでしたね。
昔はDSだったし、C6も最近までストレッチしたロングボディが走ってました。いまはなに使ってるんだろ?
そういえば、昔々、細川護煕さんが首相をやってた頃、国会議議事堂にゾロゾロ、センチュリーとかの黒塗りのクルマが乗り入れてる中で一台、真っ黒のXMが! 降りてきたのが細川さんで、なんだか納得した記憶があります。
宇崎さんは、一生乗ろう、と思ったけどメンテに手間がかかって手放したって言ってました。
8万キロくらい乗ったけど、ミッションの載せ替えとかが必要になった、と。
なるほど。だから最近、走ってるのを見てないんだ。
実はね、C6は僕もほしかった。買えないけど(泣)。
昔、BXに2年ほど乗ったことがあって、あのハイドロニューマティックの乗り心地はサイコーに良かったですからね。
ふんわり身体にやさしく、スピードが乗ってくるとしっかりコシのある感触に変わる。
シルク、というより「木綿の乗り心地」。
実直にパワーが出るエンジンの味も重なって、洗いざらしの木綿のよう。
変に飾ってないけど、毎日乗ってても飽きない、本当の意味での実用的なクルマだった。
ただ、車重が1トンちょっとと軽かったのと、ハイドロはハーシュネスが強かったので、不正路面ではポンポン跳ねたりしてた。
それが、C6のようなヘビー級のボディになったら、もっとふんわり感が強くなって、夢見心地なんだろうなぁ、と思うんですけどね。・・・乗りたいなぁ。
C6は、ボディカラーにサンドベージュがあったよね。それを1年くらい洗わずに汚くして、さらに車内にも着ないジャケットとか、読み終わった本とかを乱雑に散らかして、「だらしなく」乗りたい。灰皿を吸いがらでいっぱいにしたり。でももう吸ってないけど。
で、気分はすっかり、ジャンギャバン(笑)。僕じゃムリか!?
そんな妄想ができるクルマだよね、C6って。
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