フェラーリに白は、不吉?

フェラーリに白は、不吉?

フェラーリの2016モデル、SF16-Hが発表された。

_ReadySetRed_-_Photos

メカニズムはともかく、デザインというかグラフィックも“モデルチェンジ”された。
基本のロッソ・フェラーリを締めるように、ボディ下端をクロを流していたが、それにホワイトの差し色も加わった。

1970年代、ニキ・ラウダと312が、このロッソ・ビアンコの組合せで成功を収めたので、その“黄金時代”の再現を狙ったデザインなのだろう。

Niki_Lauda_Ferrari_312T_JPGP_S_75_2

でもこのカラーの組合せで、勝てないのでは、と心配する声もあったそうだ。
「フェラーリにとってホワイトは不吉なカラー?」
この記事の中でイワン・カペリが心配している。彼が在籍した1990年代前半もロッソ・ビアンコの組み合わせだったのだが、3年間で1勝もできないどん底の時期だったのだ。

1993.J.アレジ-02

逆に、シューマッハが快進撃を続け、フェラーリでチャンピオンを獲得する頃は、ボディはロッソ一色に近かった。

ferrari-f1-2000-11

はたして2016は、このカラーリングが吉と出るか、凶と出るか。

メルセデスの独走ばかりで面白みがだいぶ減ったF1だが、こうしてニューマシンが発表されると、やっぱりワクワクしてくる。