Beta vs VHSのビデオ覇権争いみたいになってきたぞ、EV vs FCV(燃料電池車)

Beta  vs  VHSのビデオ覇権争いみたいになってきたぞ、EV vs FCV(燃料電池車)
懐かしいBetamaxの、これが初号機。ソニー本社に行くと見れる

Beta vs VHS
プラズマ vs 液晶
PHS vs ケータイ

みたいな覇権争いを思い出してしまったよ、オジサンはこの記事読んで。(それにしてもボッシュの開発費120億はセコすぎないか?)

走行時に水しか出さず「究極のエコカー」と呼ばれる燃料電池車(FCV)が欧州で再評価されている。自動車部品最大手の独ボッシュは年1億ユーロ(約120億円)を投じ主要部品の開発を始め、2022年に量産に入る計画を明らかにした。欧州自動車大手が注力する電気自動車(EV)に押され気味だったFCVだが、長い航続距離の優位性から参入や量産が続きコストが下がれば、世界での普及拡大につながる可能性がある。
『ボッシュ、燃料電池車部品を量産 欧州で再評価』

ヨーロッパのメーカーは、例のフォルクスワーゲンの“ディーゼルゲート事件”で、一気にEV化の流れができた。

でもさ、EVはムリでしょ、ヨーロッパでは。と思ってた。
だってあちらでは一日で500キロ、600キロのロングレンジ走行(しかも高速で)が当たり前。「水曜どうでしょう」のヨーロッパ編を見た人なら分かるはず(笑)。

どう頑張っても航続400キロくらいしかなくて、しかも50km/h程度の“低速”で走らないとその航続距離が出せない。その上長時間の充電を強いられるわけでしょ、EVは。
その点、いまの化石燃料車なら、ワンタンクで1,000キロ近く走れるクルマもある。しかも高速で走れる。

化石燃料車が休まないウサギなら、EVは休みすぎるカメ。結果は言わずもがな、だ。

 



 

そしたら、冒頭の記事ですよ。そこには続けて、こう書いてある。

同社は15年に市場拡大を狙いFCV関連特許、約5680件の無償化に踏み切った。19年には中国自動車大手の北京汽車や第一汽車などとFCV部品の供給などで提携。中国政府もこのほど公表した環境車規制の修正案で、EV一辺倒だった優遇策をFCVやHVに広げるなど、規制当局にも変化が出てきている。
※記事の「同社」とはトヨタ、引用元は上記リンクと同じ

つまり、トヨタは、自社で開発してきたFCVの形勢逆転を狙って、関連特許を無償化したわけだ。
ヨーロッパのメーカーにとっては、これまで特許の壁があったので「FCVどうよ?」なんてクチが裂けてもいえなかったけど、それがトヨタの対応で状況が変わった。
蓄電池がまだまだプアで航続距離が短いEVの欠点に気づいてたヨーロッパのメーカーにとって、航続距離が長くて少なくともヨーロッパ市場では実用的に見えるFCVという選択肢が増えたわけだ。まさに、渡りに舟。
「お、おう。それなら使ってやらないわけではないな」みたいな記事中のコメントに、ヨーロッパメーカーのプライドの高さも見え隠れして微笑ましい。

いまはもう廃れた製品になってしまったビデオカセットデッキ。昔々の昭和から平成にかけての時代、ソニーをはじめとするBeta陣営と、パナソニック(開発はビクター)のVHS陣営とで、熾烈な覇権争いをしていた。

当初は人気もシェアもソニーのBetaが先行していたけど、パナソニックは一発逆転を狙った秘策を繰り出した。それが、エロビデオ。
ソニーが認めてなかった市販エロビデオの流通を解禁したんだな。そりゃ、みんな見たいわけですよ。で、みんなVHSを買うわけですよ。僕もBetaからVHSに買い直したし、ダビングした「洗濯屋けんちゃん」にはお世話になりました(謎)。
ソニーの先進技術の結晶は、人類古来のエロスの欲望に屈したわけだ。

何かをきっかけで、盤石と思えた形勢がガラッと変わることがある。
パナソニックがエロでソニーをうっちゃったように、トヨタは特許無償化、タダという手段でEVの優勢をひっくり返すことができるか。
まさに見ものですな(この決着が付く頃は、おっさんはもう死んでると思うけどw)

※しかし、冒頭の3アイテム、左側の3つ全部持ってた(る)僕って、、、


これを見ると、一般ピープルでもヨーロッパではなんなく長距離走行してることが分かる。大泉くん、若い!

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