ウィンドウ ガラスを磨いてみた記 うちのアバルト プント
ちょっとした不注意でガラスに小傷を付けてしまって。
その傷が、何かと気になるんですよ。夜の駐車場で灯りに照らされたときとか、ギラギラと安っぽい乱反射を起こして。
その小傷、硬い物で引っかいたキズなので、ガラス表面を少し研磨すれば目立たなくなりそう。
そこで対処の方法を友だちやディーラーに聞いたり、プロのガラス屋さんに問い合わせた結果、コレがいいんじゃないか、ということで試してみることにした。
アクアウイングさんの「ガラス研磨セリウム」で、僕が買ったのはコレさえあればすぐ磨けるオールイン・セット。実際、ちゃんと磨けた。
ただ、マスキングテープは1台分のウインドウを磨こうとしたら付属のほかにもう1本、都合2本必要だった(うちのプントの場合)。
ガラス研磨セリウムは以前、プロの人が磨きで使うと聞いて、実際に見せてもらったことがある。そのときの記憶にあるものと同じだったので、今回試してみることに。
また、上記ウェブサイトにはダブルアクションのサンダーポリッシャーによるマシン磨きが推奨されている。だけどそんなことはやったことないし、マシン自体も1万円前後するので、今回はハンドパワー磨き(笑)で。Mr.マリックみたいに、マジックのようにきれいになるかな?
いよいよ施工。
今回は2日分けて行った。冬で寒いし日没が早いし。時間をかけて磨きたかったので。
まずマスキング。
セリウムは粒子が細かいので、ウインドウのゴムなどに付着すると浸透してしまってそのまま取れなくなり、白く残る。それを防ぐためにウインドウ周囲のゴムにマスキングする。
片側サイド+リアウインドウをマスキングするのに、約1時間。初めてで、慣れないせいもある。
そして、磨き。
磨きにはセリウムを水で溶かした溶液を作って、セット付属のスポンジを使う。
屋外で施工していたので、セリウム溶液がどんどん乾いて元の粒子に戻ってしまう。なので水を足したり、溶液自体を足したり。そんなこんなで、セリウムはけっこう使ったように思う。
磨き初めは、スポンジの手応えが軽い。ガラスに付着している油膜で滑るのだと思う。また油膜のせいでセリウム溶液がガラスにはじかれる。その場所を5〜6回磨いていくと手応えがだんだん重くなり、はじかれていたセリム溶液もガラス上にまんべんなく広がっていく。
それがたぶん、油膜が取れたしるしだと思う。
本当のガラス磨きは、そこから。スポンジについている不織布(?)で、セリウムをガラス面にこすりつけ、キズを平らにしていくイメージを浮かべながら作業する。
結構キツイ。冬でもちょっとポカポカしてくる。夏は絶対にやりたくない。
忍耐力が無く絶対に磨きが甘くなる、と思ったのでラジオを聞きながら磨く。「この曲が終わるまでここを磨こう」とか決めて、秋っぽく忍耐力のない僕としてはじっくりやってみた。
サイドウインドウは、一枚あたり小1時間かけて施工。
リアウインドウは1時間以上かけたかな。
フロントウインドウは広すぎるし、手が届きにくかったりで、ワイパーの拭き跡を中心に磨いた。
磨き終了。
マスキングを取り払って、ウインドウ上で乾いたセリウムを水で流す。ゴム部分に残らないようにしつこいくらい水で流した。
油膜が取れて親水性が上がったので、ウインドウ上を滑るように水が流れていく。これが見ためにも気持ち良くて、ついムービーを撮っちゃった(笑)
結果。
すごくキレイになった。ガラスの透明感が一段と上がって、くっきりシャープに見えるようになった。
問題だったキズもあらかた消えて、今までのように、灯りに照らされてキズがギラギラとするようなコトはなくなった。
ただ、ハンドパワー磨きの限界か、やっぱり残っている部分がある。マジックにはならなかった?
それに上記ウェブページにも書いてあったけど、ツメに引っかかるような深い傷は取れない。アクアウイングさんに問い合わせたら、やっぱりマシンポリッシングの方が仕上がりは格段に違うらしい。次はやっぱりコレを試してみるしかないかな。
それと。
フロントウインドウを見たら、小さな白いスポットが数カ所あるのを発見。よーく見たら、小石の跳ねなどでできた極小の凹(チッピングというそうです)にセリウムが入り込んでいる。
歯ブラシなどで根気よくブラッシングすれば取れる、とのこと。その後はチッピングにガラス修理工場などで専用のレジンを充填すればOKらしい。
次の宿題ができてしまった(苦笑)
アクアウイングのキットは、アマゾンでも買えます。僕もここで買った。
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