本庄サーキットで耐久レースごっこ[ HONJO-S耐、たのしかったぜー ]
この日は3時間耐久レース、4人出走の4番目、いろいろあって次の5走も準備していたので、持ち時間は45分だけど30分程度走って次にバトンタッチしましょ、という状況でコースイン後のムービー。
路面は小雨が降ったりやんだりのウェット、みんなが走ってレコードラインができそうになるとパラパラと降って路面が黒くなる、そんなコンディション。
雨なので、いかにコーナリングしないか、がこの日のテーマ。路面が悪いのにヨコ方向にがんばっても良いことないし、そんな走り方、長時間やったら危ない。完走できない。
だからって、前後方向にがんばりすぎるとこんどはブレーキがタイヘン! 特に1ヘアと2ヘアの入口はハードブレーキ、そこから奥の13Rもけっこうブレーキ使う。なので、そこでブレーキをいかにいたわるか。
午前中のプラクティス15分×3セッションで、そんなもろもろを考えたり、みんなと話し合ったりしながら練り上げたのが、ムービーの走り方。
コーナーの突っ込みはそおーっと、ポンピングっぽいブレーキの踏み方で。
かつできるだけ小っちゃくコンパクトに回ってコーナリングがんばらない、特に2ヘアや13R。クルッと回ってさっさと立ち上がる感じ。そのとき、電制発動させないように“セナ足(笑)”でアクセル開けて。
それから低いギアで引っ張っても、路面的にもタイヤにも燃費にも良いことないので、できるだけ上のギアを使う。ウチのアバルト プントは以前からの「低回転構造改革」のおかげで低速域からのレスポンスやドライバビリティが上がってるので、そんな走り方もオッケーだったし。
で走ってみると、2ヘアや13Rで前車と距離をグッと縮められたので、タイム稼げていたと思う。
本番では51〜52秒台で安定してラップ刻めたので、結果オーライだったか、と。
そんなふうに走りを自分なりに作って、楽しく運転できた。
ムービーにもあるけどオーバーテイクできたし、何より、ラップを刻むのが楽しかった。
1ヘアからの戻りのバックストレート、最終コーナーからメインストレートに入ってくる「アンコ色」で有名なDさんの124とすれ違うんだけど、それが毎週同じポイントですれ違う。
彼がまた正確なラップを刻んでくれていたので、すれ違うポイントで自分が速いか遅いかも分かる。
オーバーテイクなどでブレーキをちょっとがんばる(この日の走り方だとタイムを縮めるにはそれが一番なので)と、124とは最終コーナーに近いポイントですれ違う(離れるわけですね)。
でもブレーキの踏み応えがちょっと怪しくなったので控えめに走ると、すれ違うポイントが1ヘアに近い場所になる(距離が縮まる)。
あ、それから。
この1ヘアの立ち上がりで後続のクルマが見えるから、ここでいっぺんそれを確認しておけば必要以上にバックミラー=速い後続車を気にせず走れた。
ムービーで1ヘアを立ち上がりながら右を気にしてるのは、これ。
毎週毎週、そんなふうにDさんのクルマと距離を測りながら、自分の走りを調整しながら走るのって、ふだんの走行会とかにはない経験で、気分はもう、耐久レーサー(笑)。たのしかったよー!
そんなふうに気分アゲアゲで走っていたので、走行前は30分連続走行はムリかなーと思ってたけど、リミットの40分も余裕でイケた感じ。けど、ムリするのもアレなのでピットからの指示通り、30分過ぎにピットイン、だったんだけど、、、
最後の最後に事件が!
ピットインして止めたら、左右フロントタイヤから煙がもくもく。すごい煙なのでまわりの人も集まってきちゃって。
パッドの過熱でしょ、と思ってたらそうじゃなく。ブレーキフルードがニップルから漏れてしたたって、キャリパーの熱で煙たててた、ってわけ。オーマイガー!
最悪、発火したらヤバいので、慌てて場外にクルマを移動させて様子を見ることに。
ずっとブレーキにやさしく走ってたので、インラップぐらいガンと踏んで、どんだけ止まるか確かめたいな、とおもってやったらこの始末ですよ。
やらなくてもイイこと、やっちまったなー、、、
走行後の大事な大事な71RS、思ったより減ってなかった。ウェットの恩恵かな?
これだったら、まだまだ使えそう。
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