ラスボスはエンジンマウント[ やっぱクルマは“ツキ”だと思うのよ、ツキに尽きるw ]

初めて運転したガイシャは、ルノー 5(サンク)アルピーヌ

時代は1980年代、バブルの頃ですね。このクルマに関しては、みんカラの方に書いてある。
それがとっても良かった、トレビアン!だったのよ。

何が良かったかって、エンジンのツキ。
街を走ってて、目の前の空いたスペースにクルマを移動させたい、というときがしょっちゅうあるでしょ。前のクルマが右折レーンに外れていなくなったときとか、追い越し車線に出るときとか。
で、アクセルを踏む。その瞬間、エンジンがビビッドに反応してトルクをすぐさま出してクルマを前に押し出してくれる。

あのときの、
アクセル踏む → 間髪入れずエンジンが反応する → すぐさまクルマが動き出す加速する、
しかも自由自在に、自分が思ったとおりの時間で、狙ったスペースに車を運んでいける。
その一連の操作とその反応がめっちゃ快感だったわけ。

うおー!このクルマ、俺の思い通りに走るじゃん、めっちゃ楽しいじゃん。
パイルダーオンした兜甲児というか、弐号機とシンクロしたアスカ・ラングレーというか(笑)、あんな感じで自分がこのクルマと直結して自由自在に操っているって感じた。ものすごく。

運転という行為がめっちゃ楽しいし、次はこう走らせたいとか、こんな動きをクルマにさせたい、とかいう気持ちも次々わいてくる。
ひとことで言えば、走るのがやめられなくなる。
もっと言うと、運転に対する自信みたいのな気持ちもわいてくる。

ルノーサンク・アルピーヌ
いいクルマだったよ、ルノーサンク・アルピーヌ

やっぱり、エンジンのツキが大事

そんな気分にさせてくれた源泉、突き詰めていくとエンジンのツキだったと思うのよ。

僕が乗ったサンク・アルピーヌは、どっかんターボで有名になった後期型ではなく、94PSしかないメカチューン、しかもOHV!
スペックのショボいエンジンでも、ちゃんと整えればこんなに楽しくなるんだな、と。

で、それから約10年後、105系アルファの末裔、1750ベルリーナに乗っちゃったのがウンのつきw
ちょっと踏んだだけでトルクモリモリ、思った通り狙った通りにクルマが動かせる。さらに、回転の上がり方も元気で陽気で軽やか。気分もアガりまくり。
あの4気筒エンジンのツキの良さったら、ハンパない。もはや麻薬。シートに座って、ひとたびアクセル開けたら楽しくて楽しくて楽しくて、もうクルマから降りたくない。

鳥が卵からかえったとき、目の前の動くモノを親だと信じちゃうでしょ。
それと同じ感じのクルマ版で、俺の場合、運転し始めた頃からサンク・アルピーヌとかアルファとか、そういうツキ極上のクルマに出逢っちゃったおかげで、ずっとそれを追い求めてる気がしてる。

見た目はショボいけど走りは絶品、1750ベルリーナ

ツキを極めるラスボス、それは、、、

いくらパワーあったって街中じゃほとんど使えないんだから、ツキの良さとそこからの回転感覚。これが良ければ良いほど、いつでもどこでも気分良く楽しく走れるし、速く感じられる。

交差点を曲がってバババッと小気味よく立ち上がって次の信号までの間、「俺のクルマって楽しいし速いし、俺の運転も捨てたもんじゃないだろ?」なーんて、うぬぼれながら走れる。単なるバカだけど(笑)

スロットルスペーサー
低回転のツキが劇的に変わるスロットルスペーサー

でもさ、趣味なんだから、結局は自己満足なんだから、それでイイじゃん、何が悪い?
そんなこんなで、自分なりに「低回転構造改革」とかいいながらウチのアバルト プントをちょっとずつイジってきたんだけど、ひとことで言えば「ツキの改善」だったわけ。
で、最近、すごく調子がいい。というか自分の好みのツキの良さになってきた、ウチのアバルト プント。

スロットルスペーサーとか、ハイスパークイグニッションコイルとか、軽量フライホイールとかこれまでいろいろ組んできたけど、それらの集大成というか、ツキを向上させるラスボス的存在が、強化エンジンマウントでしたね。

こいつをつけたから、ウチのアバルト プントはめっちゃツキの良いクルマになった。“ツキへの道”のゴールにたどり着けたと思うのよ。
で、今の気分は、このページに書いた通り。

強化エンジンマウント
ラスボス(笑)、強化エンジンマウント

お、あるじゃん! と思ったら入荷未定だった