ドライビングの「自由」を広げる電子制御があってもいいんじゃないか。
※黄色が好きな僕のノブ。これの失敗談はこちら(笑)
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MTをもっと増やしてもいい
と思ったですよ、昨日のエントリを書いてから。
なぜって、電子制御でカバーできる範囲が増えているから。
うちのアバルト プントにはスタート&ストップが標準装備になっている。
ギアニュートラルでクラッチを話すとエンジン停止 → クラッチを切るとすぐに再スタートする、アイドルストップ装置。
これって実は、エンストしたときのレスキュー的な機能としても実は有効。発進時にクラッチミートをミスって「ヤバい」ってなったときも、次の瞬間クラッチを切ればスタート&ストップのおかげでエンジンの動作をキープできる。
僕も実をいうと、この機能に何度か助けられたことがある。何せダウンサイジングとはいえ、やっぱりターボなので極低速のトルクが細くて慣れないとき、ふっと気を抜いてクラッチミートしてしまって「おっとっと」ということに。
そんなときも、スタート&ストップのおかげで「エンスト」という、クルマ乗りとして非情に“こっぱずかしい”事態から回避することができた。
こんなふうに、マニュアルミッションの操作ミスを、電子制御を使うことでもっとカバーしてくれてもいいんじゃない?
クラッチミートとか、シフトチェンジとかで。
うちのプント、5速 → 6速に上げるとき、たまに4速に入れてしまうときがある。
富士スピードウェイ、1コーナーの突っ込みとかでそれをやっちゃったらタイヘン! オーバーレブでエンジンオシャカですから。
そんなとき、エンジン回転とレバーの動きを感知してシフトノブがブルッと振動してシフトミスを知らせてくれたりしたら、ちょっと便利。
MTだけじゃなく最近増えてきたFRとかもそうだ
後輪駆動でありがちなオーバーステアになっても、スピンしないような電子制御=スタビリティコントロールがある。あれのおかげで今まで危なくてしかたなかったFRの操縦性がどのくらい安全になったか。
もちろん、うちのアバルト プントにも付いていて、ウェットのサーキットで何度かお世話になっている(もうちょっと上手に介入してくれるとありがたいんだけど、ホントは)。
こんなふうに電子制御をうまく介入させることで、ヤバい状況に陥ることなく、クルマの操縦が楽しめるようになっている。
電子制御のおかげで、ドライバーの自由が増えているわけだ。
だったらMTとかFRとか、クルマの運転の楽しさを体感できる装置やパッケージがもっと増えてもいい。
だいたいさ、安全性の向上だとかエコだとか最もらしいこと言って、その実、オートマだハイブリッドだ、あげくの果てには自動運転だとか、ドライバーから操作の自由や楽しみを奪うことばっかりやってきたんだよ。いままでのメーカーは。
だからここらで時計の振り子をぶーんとこっち側に戻して、本当の意味でドライバー本位のクルマづくりをしてくれたっていいだろう。
あ、でも、ドリフトモードとかいう電制は反対!
ああいうことは、男の子(最近は女の子も)が一生懸命に練習して習得するワザだから。お金を出せば誰でもできるようになったら、それこそドリフトの価値がなくなってしまう!
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