5速入らない、ライト点かない、ちょっと割れた[ 10年10万キロ、ちょっと出てきたかな ]

5速入らない、ライト点かない、ちょっと割れた[ 10年10万キロ、ちょっと出てきたかな ]
フィアットフェスタ会場でのプントたち
ことし30回記念のフィアットフェスタ、プント専用スペースに今年もたくさん集まってくれましたよ(撮影 Fさん)

これをトラブルと呼んじゃうほど小さかねぇよ

2013年6月1日にうちにやってきたアバルト プント。アッという間に10年、10万キロに到達してしまったわけで。感慨深いなーという思いに浸るまもなく、あれこれ小さな問題が出てきましたよ。走れない分けではないけど、楽しく走るにはちょっと、、という問題もあり。
ただ、これらを「トラブル」と呼んじゃうほど、日本車オーナー根性は持ち合わせてないので、僕は。ま、10年も乗ってりゃあちこちガタがきますよ。楽しみながら直して、また楽しく乗ればいい。そんな感じ。
ってか、最近のイタ車って丈夫だよな、って改めて思う。行った先で帰れなくなるようなことはないし、塗装なんか今だにキレイな見た目でやれてない。それよか俺自身の老化の方が心配?

高速道路でいきなり、5速に入らなくなった

5月17日、ナリモでのシウマイカップに行くために高速道路に乗って、3から4速、そして5速に入れようとしたら、アレ!?
入らない。ゲートに拒否られてる感じ。ミッションが温まってないとこういうことはよくあるけど、5月ですよ、始動してからすでに20分以上たってるし、そんなことはないはず。
2度3度とトライしたけど、ダメ。んじゃこれは?とダブルクラッチを踏んだら1回だけ入った!けどそれだけで、それ以降は5速を受け入れてくれず。幸い、1〜4速と6速はフツーに入るし、異音もしない。ナリモは5速なんて使わないし、この日はそのまま過ごした。
後日、いつもの工場で初期チェック。まずはミッションオイルを抜いてみたら、特に問題なく、キレイなまま。そりゃそうだ、今年初めに入れ替えてからまだ3,000キロしか走ってない。ドレンボルトの磁石に付着した鉄粉は、まぁこんなもんか、という程度。異物の混入も認められず。てことは、ギアとかシンクロの欠損とかではなさそう。

ミッションオイルを抜いた
オイル、キレイだねー、もう一回使う?って言われた

ということは、シフトフォークに不具合ができて、それで5速に入らなくなったのか。ダブルクラッチで一回だけ入ったのも、それならうなづける。
ちなみにシフトフォークって、これ。うちのミッションはC635というらしい。仲間がWebページを探してきてくれた。ありがとうKさん。
シフトフォーク解説イラスト
これのどっかが曲がったりしてるのか?

この日はメカのフージーと修理方法を相談して終了。
原因特定できていないので、部品を用意できるわけでもなく、とりあえず乗れるし。でも高速道路とかでうっかり5速に入れようとして、それでホントにブローしちゃったりしないか。ちょっと不安。

ハイマウントストップランプが点いてなかったじゃん

ミッションについて相談しながら、ついでに確かめたら、点いてなかった。信号待ちで後ろにトラックとかデカいクルマがついたとき(アルファード顔の日野のダンプとかが後ろだとメッキにランプの状態が映ってチェックしやすいのよ)、ブレーキランプが点いているかどうかルームミラーごしにチェックしてるんだけど、何か最近様子が変だと思っていたら、やっぱり点いてなかった。
よくあるトランクリッドヘの配線の断線か、はたまた本体がイッちゃったか、これも調べてみないと分からない。こういうのはいつもの工場よりディーラーの方が得意そうなので、そっちに相談してみることに。もうずいぶんと行ってないので、久々に行ってもいいかな、と。ドブロも出たことだし。
結果からいうと、断線でした。こんな感じ。

トランクとの配線束
断線のほかに被覆が剥がれた配線も

テールレンズに微妙にヒビ割れ、雨水が入ってた

で、うちのプントの納車以来、10年にわたってお世話になっているディーラーにたぶん2年ぶりぐらいに行ったわけだけど、その前日、ライト切れのチェックランプが出た。ハイマウントストップランプの件、ようやくコンピュータが感知したのか、それにしちゃ遅くないか、と思いながら走っていたらいつの間にか消えてた。ハイマウント以外のブレーキライトとかウインカーは点いていて異常なし。
ディーラーに着いてから、そのチェックランプのことも伝えて見てもらったところ、何と、右のテールレンズが割れてた。サービス担当のかたの話では、そこから前日の雨がハウジングに入り込みイタズラしたのではないか、と。どうりで右テールだけ内側に水滴が付いてる。この中でシウマイ蒸かしたのか、ってくらい。

割れたテールライト
割れた隙間から、こうやって紙が入っていくのよ

割れた箇所をよく見るとさ、EVOになってからのテールはLED化されたこともあって、ゴテゴテと加飾の成形が入っている。そこで弱くなって割れやすくなったんじゃないかと。一方、グランデプント(GPA)のテールはもっとシンプルな作りで割れにくそうだよな、とコレは僕個人の感想。
でもまかしとけ、俺にはとっておきがあるんだぜ!実は、EVO系のテールランプの中古ストックをつい2週間前に入手したばかり。そのときは何かあったときに、ぐらいしか思ってなかったけど、その何かがこんなにすぐ来るとは思わなかったぞ。
家に帰ってさっそくストックパーツを取り出し、交換しようとしたところ、何と何と!テールライトのコネクタが違うじゃないですか(泣)。品番で追いかけたところ、このストックパーツは2012年までのEVO用、うちの2013年からのEVOが取れたプントはテールライトとコネクタの品番が変わってる。同じものなのに、何でそんな細かいところ変えるかなー。イタ車あるあるの沼にズブズブとはまっていく音が聞こえてきた、、、
テールライト
右がストック、見た目はほぼ同じなのに、、、

ちゃんとしたディーラーは頼りになるしありがたい

ディーラーのサービス氏の話では、このテールライトの割れ、プントあるあるの事例だそう。なのですぐに発見してくれた。ちなみにこのディーラー、新生アバルトになってから日本で初めてできたディーラー「アバルト東京」の流れを汲む店。なのでプントに関しては日本で一番、販売経験がある、はず。そういう経験がある店って、プントみたいな数が少ない絶滅種に乗ってる僕みたいな人間には頼りになるしありがたい。その存在価値に改めて気づいた。
よく、ディーラーの見積金額だけ見て「ク●ディーラー」とかSNSで陰口叩いてるヤツいるけど、こういう経験したことあるのかね。ま、ほぼ何にもしないでカネだけふんだくってるディーラーがないわけではないけど。